Dread Zeppelin (Image credit: Getty Images)
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の楽曲をレゲエ・スタイルで演奏し、さらにヴォーカルは
エルヴィス・プレスリー(Elvis Presley)の物まねという奇想天外なバンド、
ドレッド・ツェッペリン(Dread Zeppelin)。
ロバート・プラント(Robert Plant)もかつて気に入っていると発言していたこのカルト・バンドのドキュメンタリー『Dread Zeppelin: A Song Of Hope』が完成。約90分のフル映像がYouTubeで公開されています。
スティール・パンサー(Steel Panther)のヴォーカリスト、マイケル・スターがナレーションを務めるこのドキュメンタリーは「レゲエのビートとレッド・ツェッペリンの音楽を融合させた革新的なマッシュアップで知られ、忘れられない300ポンドのエルヴィス・プレスリーの物まねが率いた、90年代のカルト的人気を博したバンドの意外な旅路をたどる」内容となっています。
彼らは80年後半にロックとグランジの間の「コメディー・ブレーク」として有名になり、「人々が本物を求めていた」時代に息抜きを提供しました。
彼らは当時「アンチ・ロックンロール」とも評され、その魅力を理解できない人も多くいました。あるシーンでは、ニュースキャスターが彼らに「もし誰かが、君たちは下手なミュージシャンだ、下手なコメディアンだと言ったら、どちらが悪いだろうか?」とも尋ねています。
ドキュメンタリーを手がけたChibson USAは、このドキュメンタリーを制作するために「何時間にも及ぶ未発表のアーカイブ映像、個人的な録音テープ、そして数百枚の未発表写真」を徹底的に調査し、また、さまざまなバンドメンバーや、彼らの狂気的な行動に巻き込まれた人々とのインタビューも収録されています。
ジャーナリストのカイラ・フィリップスはこのドキュメンタリーの中で「ドレッド・ツェッペリンの素晴らしいところは、彼らがこの幻想を作り出していることだ。彼らは人々に見てもらって“本気なのか、それとも冗談なのか?”と言わせたいのだよ」と述べています。
以下は「Immigrant Song」のパフォーマンス映像