ザック・ワイルド(Zakk Wylde)はAndertons Music Co.の最近のインタビューの中で、若いミュージシャンたちにアドバイス。流行や商業的可能性、大衆受けを考えるのではなく、自分が好きな音楽を演奏すべきだと語り、偉大な音楽家たちも皆同じことをしていたと主張しています。
「そんな風には考えない。自分が好きなものについて考えるんだ... 誰もブラック・サバスやレッド・ツェッペリンなどのバンドに“もっとこうすべきだ”なんて言わなかった。それは何をするにも最も完全に間違ったやり方だ。自分が好きでもないものを、なぜ演奏するんだ? それはまるで、自分が好きでもないものを、なぜ食べるんだ?というようなものだよ。
本当にその通りだ。ボン・ジョヴィは自分たちが演奏したいものを演奏している。もしそれが好きじゃないなら聴かなければいい。俺たちはそれが大好きで、共感できるから演奏しているんだ。もし共感できないのであれば、それを演奏すべきじゃない。俺が11歳か12歳の頃、サバスを聴いて感動し大好きになった。エルトン・ジョンも聴いて大好きになった。ローリング・ストーンズも聴いて大好きになった。俺が好きなものはすべて聴いて好きになったものなんだ。
リック・ルービンも以前のインタビューで、こう言っていた。“(1978年のコメディ映画)『アニマル・ハウス』を作った時、映画制作者たちは、ただ映画を作っただけだった。『みんなが気に入るだろう』なんて考えていなかった。でも、その後、明らかに誰もがそれを真似したり、あるいは模倣したりするんだ”とね。
だから、自分が好きなものをプレイすればいいと思う。そして、もし人々がそれを楽しんで気に入ってくれたら、それは素晴らしいことだよ。モーターヘッドのレミーに、“もっと人気を出すために、ボン・ジョヴィのようなものをもっとやるべきだ”と言っているようなものだ。彼はただこう言うだろう。“それは俺のやることじゃない”」