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スマッシング・パンプキンズ『メロンコリーそして終りのない悲しみ』 30周年記念でオペラ化 ビリー・コーガンがアルバムを再構築

2025/03/12 12:43掲載
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Smashing Pumpkins / Mellon Collie & the Infinite Sadness
Smashing Pumpkins / Mellon Collie & the Infinite Sadness
スマッシング・パンプキンズ(The Smashing Pumpkins)の代表作のひとつ『Mellon Collie and the Infinite Sadness(邦題:メロンコリーそして終りのない悲しみ)』が2025年10月で30周年を迎えます。それを記念してオペラ化が決定。

バンドの地元イリノイ州シカゴのオペラ劇団「リリック・オペラ・オブ・シカゴ(Lyric Opera of Chicago)」は、11月21日から30日までの7夜にわたってオペラ『A Night Of Mellon Collie and Infinite Sadness』を上演します。

この公演では、同オペラ劇団の技術的・芸術的能力を駆使して、バンドのフロントマンであるビリー・コーガン(Billy Corgan / William Patrick Corgan)がアルバムを再構築し、「オペラ、ロック、パフォーマンスアートの境界線を曖昧にする、没入型のオリジナルな音と視覚の体験」を作り出すという。

この公演では、コーガンとオペラ指揮者のジェームズ・ロウが新たに依頼した編曲とオーケストレーションが披露されます。当日はコーガンとスペシャルゲストアーティスト、そしてリリック・オペラ・オブ・シカゴの管弦楽団と合唱団の壮大なサウンドが、全く新しい音と視覚の体験を提供します。

コーガンは次のように述べています。

「『Mellon Collie and the Infinite Sadness』はシカゴで書かれた作品であり、多くの意味でシカゴのための作品です。この作品をこの素晴らしいオペラハウスで上演できることは、この作品とシカゴの結びつきを象徴するものであり、僕にとって非常に感慨深いものなのです。

ほとんどの人が知っているのは、スマッシング・パンプキンズが作ったヴァージョンで、僕たちはそのヴァージョンをとても誇りに思っています。しかし、作曲家である僕としては、この音楽を演奏する他の方法があることを知っています。

ここで考えたのは、ひとつの独立したイベントとして解釈的な効果を生み出すことでした。アルバムをまったく違った形で体験したいなら、これは必見です。

オペラもロックも、どちらも高揚した感情を物語として伝えるものです。僕の音楽のファンにも、伝統的なオペラのファンにも、本当に素晴らしい作品を聴いてもらえることに興奮しています。この作品のバランスは、両方の伝統を威厳のある方法で称えるものです」

以下はプロモーション映像