The Beatles / Free as a Bird
読売新聞は、
ジョン・レノン(John Lennon)が生前に残した未完成曲を残りの3人のメンバーが手を加える形で完成させた、
ビートルズ(The Beatles)の「Free as a Bird」「Real Love」について、ビートルズ最後の新曲「Now And Then」と同じように人工知能(AI)技術を用いてジョンの歌声をより鮮明にして再制作する構想があることがわかった、と報じています。
ジョージ・ハリスン(George Harrison)の息子
ダニー・ハリスン(ダーニ・ハリスン/Dhani Harrison)が読売新聞の取材に明らかにしたという。詳しくは
こちら。
ピーター・ジャクソンが監督を務めたドキュメンタリー『ザ・ビートルズ:Get Back』では、開発されたテクノロジーを使って、モノラル・サウンドトラックをデミックスし、楽器とヴォーカル、そしてザ・ビートルズの会話の中の個々の声を分離することに成功しました。
このテクノロジーは最後の新曲「Now And Then」でも使われ、ジョンのオリジナル・ホーム・レコーディングをデミックスし、ピアノの音と、ジョンのヴォーカル・パフォーマンスを分離することに成功しました。
ダニーは「Free as a Bird」「Real Love」でも同じテクノロジーを使って再制作したいと話しています。
一方、
リンゴ・スター(Ringo Starr)はミュージック・ウィーク誌のインタビューに応じ、AIについて次のように語っています。
「みんな、AIを少し恐れている。AIは僕たちを盗むことができるからね。僕の曲を5曲でもコンピューターに聞かせるだけで、すべてを覚えてしまうし、僕のヴォーカルの動きもすべて把握している。AIは僕に何でも歌わせることができるし、それは僕の個性から取られているから、僕のように聞こえるようにできる。でも、良い面もある。“Now And Then”で僕たちがAIを使ったようにね。どこへ向かうのかは神のみぞ知るよ」