「1973年にグラスゴーのサウンドトラック・レコードからリリースされたスウィートの“Blockbuster”。11歳か12歳の時に『Top of the Pops』で彼らを見てから、それ以降のスウィートのシングルはすべて大好きだった」
Q:カラオケで歌う曲
「カラオケをやったことがないと思う。人の曲を台無しにするような歌を聴くのは嫌い。もしやらなければならないなら、ジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン=ジョンの“You’re the One That I Want”を歌う。80年代にプライマル・スクリームのサウンドチェックでよく歌っていた」
Q:もう聴くことのできない曲
「(イギリスの国歌として広く認知されている)“God Save the King(国王陛下万歳)”。この曲は、カンバーランド公が“いとしのチャールズ王子(チャールズ・エドワード)”を打ち負かしたことを祝うために作られたもので、これがハイランド・クリアランス(スコットランド・ハイランド地方の住民の強制移住)につながった。特に俺が嫌いなのは6番の歌詞。“主よ、ウェイド元帥に/その偉大な助けにより/勝利をもたらし/乱反を制しめ/奔流のごと/反逆のスコットランド人を打ち砕きますように/神よ国王を守りたまへ”。これを聞くと気分が悪くなる」
「セックス・ピストルズの“God Save the Queen”がパンクにのめり込むきっかけとなった。貧しい人々がストリートパーティーを開いて王室を祝っているという、(エリザベス女王即位25周年の)祝賀時の英国社会に対して、ふざけるなという気持ちだった。本当に嫌な気分だった。ピストルズが王室の存在をあざけり、イギリス国家を攻撃したことは素晴らしかった。 その文化的な反逆行為のおかげで、自分がクリエイティブな人間になれることに気づくことができた。その結果、俺はクリエイティブな人生を送っている」