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デヴィッド・クロスビー亡き今、CSNYの残りの3人が一緒に演奏することは二度とないとグラハム・ナッシュ語る

2024/10/24 12:43掲載
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Crosby, Stills, Nash and Young / Live at Fillmore East, 1969 (2024 Mix)
Crosby, Stills, Nash and Young / Live at Fillmore East, 1969 (2024 Mix)
グラハム・ナッシュ(Graham Nash)によると、デヴィッド・クロスビー(David Crosby)亡き今、ナッシュ、スティーヴン・スティルス(Stephen Stills)ニール・ヤング(Neil Young)の3人が再び一緒に演奏することは二度とないという。

クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(Crosby, Stills, Nash and Young)の未発表ライヴ・アルバム『Live at Fillmore East, 1969 (2024 Mix)』(10月25日発売)にあわせた米ローリング・ストーン誌の新しいインタビューの中で話しています。

Q:このフィルモアのアルバムがリリースされるまで、なぜこれほど長い年月がかかったのでしょうか?

「僕たちは皆、たくさんのレコーディングをしてきた。まだ日の目を見ていないテープがたくさん残っている。デヴィッドが亡くなったとき、僕たちはこのアルバム全体を彼に捧げることにした。彼は本当にこのバンドの心臓部であり、彼の死によって、僕たちが一緒に音楽を作ることはすべて止まってしまった。僕とスティーヴン、ニールが再び一緒に演奏することは二度とないと思う」

Q:なぜですか?

「そこには心がない。デヴィッドは、クレイジーだったけど、すべての中心にいた。本当にクレイジーだった。でも、バンドの心臓部だった。だからこそ、もしスティーヴンとニールと僕が一緒に演奏したら、みんなはクロスビーが恋しくなると思うし、僕らもクロスビーが恋しくなる。もっと寒いステージになるだけだよ」

「本当に彼が恋しい。日に日に恋しくなる。人生は選択の連続だから、デヴィッドと過ごした楽しい時間や、一緒に作った素晴らしい音楽だけを思い出すようにしている。嫌なことを思い出すようなことはしたくない。良いことだけを思い出すようにしている」

Q:あなたたち2人は最後に再び連絡を取り合っていましたね。もし彼が生きていたら、完全に和解していたと思います。

「ああ、間違いない。僕たちはメールでやり取りしていたし、彼からボイスメールも届いていた。お互いの顔を見ながら話がしたかったので、彼とFaceTimeで会う約束もしていた。でも、その後に彼が新型コロナウイルスに感染してしまった。僕も体調が優れず、その約束はキャンセルになってしまった。そして、その数日後に彼は亡くなってしまったんだ」

Q:最後に少なくともコミュニケーションを取れていたことは、あなたにとって慰めになるでしょうね。

「(小声で)ええ、とても。とても、とても」

Q:フィルモアに戻りますが、1970年のフィルモア公演の素晴らしい映像があります。 そのすべてを公開する予定はありますか?

「僕たちはその多くを撮影した。 ニールがその映像を持っていると思う。おそらくそれが僕たちが次に手がけるプロジェクトになるでしょう」

Q:他に保管庫から公開したいものはありますか?

「僕はここ数年、あるアルバムに取り組んでいる。僕とデヴィッドが、スティーヴン・スティルスやケニー・ロギンス、キャロル・キング、ジョン・メイヤー、ジェイムス・テイラーと歌っているアルバムだよ。“Mexico”や“Love the One You're With”、“You Got a Friend”、ケニー・ロギンズと共演した“All the Pretty Little Ponies”など、素晴らしい音楽のコレクション。素晴らしい作品ばかりだよ。26曲から選ぶことになる」