“フレンチ・アンニュイ”の元祖的存在として、囁きのような夢のような歌声で不変の人気を得たフランソワーズ・アルディはパリ生まれ。 1960年前半に、ミリオン・ヒットとなったデビュー・アルバム『TOUS LES GARSONS ET LES FILLES(男の子女の子)』で、たちまちスターダムへと駆け上った彼女は、トップ・アイドルとして、フランスだけでなく、イギリスやここ日本でも大きな人気を博した。1960年代に巻き起こったイエイエ・ムーヴメントでは、シーンを代表するファッション・アイコンとして、多くの女性アーティストに影響を与えた。その後30枚以上のスタジオ・アルバムを発表し、セルジュ・ゲンズブール、ミシェル・ベルジェ、カトリーヌ・ララなどと仕事をした。俳優としてジャン=リュック・ゴダール監督の『男性・女性』、1966年のアメリカ映画『グラン・プリ』など数作の映画に出演した。