エアロスミスのジョー・ペリー語る　ビートルズとストーンズ、そしてロックスターが30歳を超えて活躍するなんて思っていなかった理由

エアロスミス（Aerosmith）のジョー・ペリー（Joe Perry）はMusicRadarの新しいインタビューの中で、ビートルズ（The Beatles）とローリング・ストーンズ（The Rolling Stones）、そしてロックスターが30歳を超えてまだ活動しているなんて思っていなかった理由について語っています。

「彼ら（ビートルズ）が一緒に活動したのは、おそらく8年くらいだろう。でも、なんてことだ、彼らは世界を一変させたんだ！　ストーンズもそうだった。ビートルズとストーンズからは、俺たちは本当に多くを学んだよ。

ビートルズが何かをやると、しばらくしてストーンズがそれに続いた。ビートルズが『Sgt.Pepper』を出せば、ストーンズは『Their Satanic Majesties Request』で独自のサイケデリックな世界観を提示した。アルバムのジャケットもほとんど同じで、まるで親友同士みたいだったよ。

ビートルズがツアーをやめたとき、彼らは“誰も僕たちの演奏を聴いちゃいない。観客が叫び声が大きすぎて自分たちの演奏が聞こえない”と言っていた。もし彼らが活動を続けていたら、ストーンズみたいなやり方でツアーを続けられたと思う。

ほら、数年待てば、ティーンエイジャーたちも少しは大人になる。そうすると、じっくり聴くようになる。そうなり始めたら、バンドは本当にライヴ演奏することができて、人々はしっかり聴いてくれるようになったはずだよ。

もちろん、ビートルズのライヴがどれほど素晴らしかったかは、当時のいくつかの録音を聴けば驚くほど明らかだ。モニターなんてなかったのに、録音を聴けば、彼らはちゃんとやっていて、しかもめちゃくちゃ上手い！

（ため息をついた後）ビートルズはツアーをやめたし、ストーンズも一時期はそうだった。でもストーンズは“もういい、またツアーに出るぞ”って言ったんだ。その時、彼らは今もそうであり続けている存在になった、世界最高のロックンロール・バンドにね。自分たちの居場所を本当に見つけたんだよ」

「音楽業界ってのは厄介なもんだよ。

ウッドストックは画期的な瞬間だった。ウッドストック・ネイションのような政治的な話はさておき、本当に儲かるんだということにみんなが目を向け始めたんだ。ウッドストックの映画が公開されたわけだけど、そこで演奏したバンドをいくつか調べて、その後どうなったか見てみるといい。中にはスーパースターになった連中もいた。でも、それを持続させなきゃいけないんだ。

27歳を過ぎても、まだ生きていられるかどうかが問題だったんだ。生き残ること自体が事件だったんだよ。つまりさ、俺たちの誰もが30歳を超えてまだやってるなんて思っていなかったんだ！

エルヴィスは42歳で亡くなった。ニュースでそれを知った時、本当に暗い日だった。みんな彼のことが大好きだったからね。でも当時、ロックンロールで50歳まで生き延びた奴なんて本当にいなかったんだよ」