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レッド・ツェッペリンとブラック・サバスの伝説的なジャムセッション ZEP本の著者がギーザー・バトラーからの情報を共有

2025/12/02 14:01掲載
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Black Sabbath
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レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)ブラック・サバス(Black Sabbath)が1970年代に行ったとされる伝説的なジャムセッション「ブラック・ツェッペリン」。このセッションに関する具体的なことはほとんど明らかにされていませんが、『Get the Led Out: How Led Zeppelin Became the Biggest Band in the World』の著者であるデニー・ソマックはポッドキャスト『Metal Mayhem ROC』の最新のインタビューの中で、ギーザー・バトラー(Geezer Butler)本人から収集した情報を共有しています。

「“ブラック・ツェッペリン”と呼ばれるものについては何も知らなかったんだけど、ギーザーが教えてくれたんだ。俺は“そんな話は聞いたことがないよ”と言ったよ。

ブラック・サバスのファンの中には、噂を聞いたと言う人もいて、トニー・アイオミが“ああ、ジャムはやったよ。でもエンジニアには録音するなって言ったんだ”と言った、なんて話もある。でもね、音楽業界ではそんなの何の意味もない。みんな何でも録るんだから。

(では、そのテープはどこにあるのか?そもそもセッションが本当に録音・記録されていたのか?)

誰も見つけてない。彼(ギーザー)は、いつかYouTubeか何かに出てくるかもしれないとは思ってる。でも今のところ、どこにも一切出ていない。だから、誰もそれを証明することも反証することもできないんだ。

でも、メンバーはそのセッションのことを覚えている。バンド全員じゃなかった。(ロバート)プラントと(ジョン)ボーナム、そしてアイオミとギーザーが1時間ほどジャムって、何曲も演奏したんだ」

トニー・アイオミは2014年のClassic Rock誌のインタビューの中で、この“ブラック・ツェッペリン”」セッションについて語っています。

「実際にツェッペリンとジャムったよ。俺たちはモーガン・スタジオでアルバムを作っていたら、そこに彼らが現れたんだ。ジミー・ペイジだけはいなかった。ジョン(ボーナム)が“ちょっと叩いてもいい?”って言ってさ。予定していた俺たちのセッションはなくなり、そこからひたすらジャムり始めたんだ。ジョンが“お前らのあの曲、俺のお気に入りなんだ、あれやろうぜ”って言って。“Supernaut”だった。それをやって、あとは何をやったか覚えてない。ただ即興で、思いつくままにやってた。良かったよ。(俺たちの)セッションは完全に吹っ飛んだけどね。すごく楽しかった」