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ポール・ロジャース、ミック・ラルフスとの最後の会話を明かす バッド・カンパニーがロックの殿堂入りを果たしたことを伝える電話だった

2025/11/07 17:04掲載
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Bad Company
Bad Company
ポール・ロジャース(Paul Rodgers)は英インデペンデント紙の新しいインタビューの中で、バッド・カンパニー(Bad Company)のバンドメイトであるミック・ラルフス(Mick Ralphs)との最後の会話を明かしています。それは、ついにバッド・カンパニーがロックの殿堂入りを果たしたことを伝えるための電話でした。

「彼にこう言ったよ。“バンド名を探してた頃、お互いにバカみたいな名前を言い合ってたのを覚えてるかい?”ってね。それである日、僕が彼に電話して“バッド・カンパニー”って言ったら、彼は受話器を落として“ああ、それだ。それが名前だ”って言ったんだよ。“あの時から長い道のりだったけど、瞬きを何度かしたら、あっという間に殿堂に立っているよ”って彼に言ったよ。少なくともそのことは彼に伝えることができたんだ」

ラルフスは殿堂入り決定の知らせを受けてから数週間後の6月に亡くなりました。

ロジャースは「健康を優先するため」ロックの殿堂入りの式典への出演を辞退しましたが、ロックの殿堂入りについて、同紙にこう話しています。

「ファンの皆さんは長年ずっと本当に素晴らしかった。俺たちは祝福されていると感じている。ただ公式にお墨付きがなかっただけだ。違いはそれだけだよ」

バッド・カンパニーは、元フリーのポール・ロジャースとサイモン・カーク、元モット・ザ・フープルのミック・ラルフス、元キング・クリムゾンのボズ・バレルによって結成され、レッド・ツェッペリンを世界的グループに育て上げたピーター・グラントがマネージャーを務め、レッド・ツェッペリンが設立したスワン・ソング・レーベルと契約しました。

ロジャースは改めて、こう話しています。

「必要なものはすべて揃っていた。駆け出しのバンドにとって、これ以上のスタートはないだろう。音楽はあったし、アトランティック・レコードが後ろ盾についてくれていた。本当に魔法みたいなジェットコースターの旅だったよ。

本当に大切なのは、世代を超えたインスピレーションの継承であり、オーティス・レディングがまさに僕にそれをしてくれた。音楽は僕の天職だった。称賛を得るためではなく、歌を通じて、僕自身、僕の考え、愛や人生についての意見を表現し、僕の心から発するポジティブな波動を人々に届けたいと願ってのことだったんだ」