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ジミヘン/ストーンズ/ビートルズ/サバスらが使用したリージェント・サウンズ・スタジオが数十年の沈黙を経て再開へ

2025/09/22 12:41掲載
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The Rolling Stones Record their Debut Album at Regent Sounds
The Rolling Stones Record their Debut Album at Regent Sounds
1960年代から1980年代初頭にかけてジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)ビートルズ(The Beatles)ブラック・サバス(Black Sabbath)ザ・キンクス(The Kinks)ジェネシス(Genesis)イーグルス(Eagles)などが使用した英ロンドンのスタジオ、リージェント・サウンズ・レコーディング・スタジオが、数十年の沈黙を経て再開へ。英ガーディアン紙によると、数百万ポンド(100万ポンド=約2億円)規模の投資により、ロックンロール、ジャズ、ブルースのランドマーク的な場所として復活する予定です。

リージェント・サウンズの共同経営者であるクリスピン・ウィアーによると、リージェント・サウンズは再びアナログ・スタジオになり、天井に並んでいた卵の箱を除けば、ヘンドリックスらが使っていたオリジナルの機材を使用するという。

このスタジオの当時の壁、床のタイル、録音機器の多くは保存されており、また記念品のアーカイブも発掘されており、この施設では、それら歴史的なアイテムも展示される予定です。展示品には、T-ボーン・ウォーカー(T-Bone Walker)の伝説的な1949年製ギブソン・ギターも含まれます。

同じ18世紀の建物内にあるギターショップ「リージェント・サウンズ」は拡張され、以前の4倍のスペースになり、一般客が楽器を試せる防音ブースも設けられました。

店舗は総額約600万ポンド(約12億円)を投じた改修を経て9月25日に再開しますが、スタジオの工事はまだ始まっておらず、1年以内の完成が見込まれています。

リージェント・サウンズでは1967年、ビートルズが『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の収録曲「Fixing a Hole」を録音しました。

ローリング・ストーンズはデビューアルバム『The Rolling Stones』の録音で、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスはラフ・デモの録音とリハーサルで、ザ・キンクスは初期デモで、ブラック・サバスは最初の2枚のアルバムの録音で、ジェネシスは最初の2枚のアルバムの録音で、イーグルスは『On the Borde』のリハーサル・セッションで、リージェント・サウンズを使用しました。