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ジャイルズ・マーティン、ビートルズ「Now And Then」や『Revolver』新ミックスの裏にあるテクノロジーを実演して解説

2025/02/28 16:19掲載
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The Beatles - Now And Then [Music Video]
The Beatles - Now And Then [Music Video]
ビートルズ(The Beatles)最後の新曲「Now And Then」や、2022年発売の『Revolver』の新たなミックスは、開発されたオーディオ・テクノロジーを使用して、モノラル・レコーディングをデミックスし、楽器とヴォーカルを分離させることができたことで制作されました。プロデューサーのジャイルズ・マーティン(Giles Martin)はMusicRadarのビデオで、このオーディオ・テクノロジーを実際にデモンストレーションして「Now And Then」と『Revolver』の新たなミックスのデミックスについて解説しています。

まず、ジャイルズは『Revolver』のオープニング曲「Taxman」の個々の楽器パートを分離する方法を紹介し、次にジョン・レノンのオリジナル・ホーム・レコーディングをデミックスし、ピアノの音と、ジョンのヴォーカル・パフォーマンスを分離する方法を紹介しています。

ジャイルズはビデオの中で、重要な点を指摘しています。「AIを使って何かを再現した、あるいはジョン・レノンの声を強化したのではないかという推測があると思います。実際には、そんなことはありません。私たちがしたのは、彼が昔に録音したカセットをきれいにしただけです。重要なのは、何も生成していないということです。AIはジョンの声を創り出しているわけではありません。ジョンの声はカセットテープに存在していました。私たちはその声を中心に曲を作ったのです」

このオーディオ・テクノロジーは、ドキュメンタリー『ザ・ビートルズ:Get Back』(ピーター・ジャクソン監督)のために開発されたもので、ジャクソン監督のチームは、ウィングナット・フィルムズのこの“MAL”オーディオ・テクノロジーを使って、モノラル・サウンドトラックをデミックスし、楽器とヴォーカル、そしてザ・ビートルズの会話の中の個々の声を分離することに成功しました。



「Now And Then」のミュージックビデオ


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