Dave “Snake” Sabo & Sebastian Bach - Ethan Miller / Rich Fury, Getty Images
スキッド・ロウ(Skid Row)の
デイヴ・“ザ・スネイク”・セイボ(Dave “Snake” Sabo)は、かつてのバンドメイトである
セバスチャン・バック(Sebastian Bach)の再加入を否定。セバスチャンはリユニオンに期待していると何度も発言していますが、スネイクはポッドキャスト『The Hook Rock』の新しいインタビューの中で「あり得ない」と断言しています。
スキッド・ロウは今年3月末に、ヴォーカリストのエリック・グロンウォール(Erik Gronwall)の脱退を発表。スネイクは『The Hook Rock』の新しいインタビューの中でスキッド・ロウはどんな新しいシンガーをターゲットにしているかと尋ねられ、こう答えています。
「俺たちは誰もターゲットにしていない。スキッド・ロウを続けたいなら、別のシンガーを雇わなければならない。でも、誰もターゲットにしていない。世の中には素晴らしいシンガーはたくさんいる。リジー(ヘイル。ヘイルストーム。最近スキッド・ロウの代役シンガーとして2公演に出演した)は、そのハードルを上げたけどね。エリックも素晴らしいシンガーだった。彼もハードルを上げてくれた。リジーはバンドのレベルを上げてくれて、このバンドの別の側面を見せてくれた。だから、スキッド・ロウでは必ずしも男性シンガーである必要はない。選択肢は広く開かれている。さっきも言ったように、才能のある人はたくさんいる。俺たちはただ正しい選択をして、バンドを別のレベルに引き上げることができるようにしたいだけなんだ。それが希望なんだよ」
スネイクはセバスチャン・バックとのリユニオンの可能性について、自身の考えに何か変化はあったかと尋ねられ、こう答えています。
「まあ、答えは2万年前から変わらないよ。それはあり得ない。毎回同じことを言っている。みんながそうなることを望んでくれているのはありがたいことだけど、今の状況で幸せになることが大事なんだということも改めて言っておかないとね。
言っておかなければならないことがあるんだけど、これが起こらない理由は、俺とスコッティ(ヒル)とレイチェル(ボラン)の3人で、このことについて話し合ったからなんだ。もう二度と同じ轍は踏みたくないというのが、俺たち全員の共通認識なんだ。俺たちはただ......そうしないんだよ。
レイチェルはこの件で何年も叩かれてきた。“レイチェルのエゴだ”とかいろいろ言われたけど、いや、それはでたらめだ。そんなことはない。軽蔑的なことも何も言わなかったから、俺は気の毒に思っている。レイチェルもスコッティも俺も、このバンドで幸せでいることを楽しんでいるし、本当に幸せなんだ。
この35年間、いいことも悪いことも、本当に素晴らしい経験だったけど、俺たちの歴史の特別な側面を再訪したくはないんだよ。曲は大好きだし、たくさんの思い出も大好きだ。好きじゃない思い出もあるけど、ただ個人として、そして集団として、そう感じているだけなんだ。だから、これはレイチェルのせいではない。これは誰のエゴでも何でもない。だから、それははっきりさせておかなければならない。繰り返しになるけど、レイチェル・ボランが“いやだ”と言っているんだと思い込んでいる人がいるかもしれないけど、それは違うんだよ。俺たち3人で、みんなまとめて、やりたくないと言ったんだ。ただ、やりたくないんだ。みんなの幸せを願っているんだ。
俺たちはバンドの元メンバーとかからボロクソに言われてきた。僕ら全員について、本当にくだらないことを言われてきた。俺たちはそれに反応しないことにしている。それは俺じゃない。俺たちらしくない。そんな道を行くつもりはない。俺たちはただ音楽をやって幸せになりたいだけなんだ。(セバスチャンとの)リユニオンや一緒にライヴしたりするためにかなりの額のオファーがあったことは知られているが、これは決して金銭的な問題じゃないんだ。俺は自分の幸せ、親友にとって本当に良い友人であり続けること、本当に良い夫であり続けること、本当に良い父親であり続けること、バンド仲間であり続けること、そして人間であり続けることを選んだんだ。それを危険にさらしたくないんだよ。だから、一緒に演奏する仲間を選ぶのは、俺たち全員にとって、そうした特別なことを維持するためなんだ」