HOME > ニュース >

ザ・フー、数日前に解雇したドラマーのザック・スターキーの復帰を発表

2025/04/20 01:20掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Zak Starkey and Pete Townshend
Zak Starkey and Pete Townshend
ザ・フー(The Who)は、数日前に解雇したドラマーのザック・スターキー(Zak Starkey)の復帰を発表。ピート・タウンゼント(Pete Townshend)は「コミュニケーションの問題があったが、それが円満に解決された」として、ザックがバンドに復帰したことを発表しています。

ザック・スターキーはリンゴ・スターの息子で、1996年以降、29年間にわたってザ・フーのドラムを担当してきました。ザ・フーの広報担当者は先日、デイリー・ミラー紙などで発表した声明で、こう述べていました。

「バンドはロイヤル・アルバート・ホールでの公演を最後にザックと別れることを全員一致で決めました。バンドは彼に対して尊敬の念しかなく、今後の彼の成功を心から願っています」

ロイヤル・アルバート・ホールでの公演はティーンエイジ・キャンサー・トラスト(TCT)のチャリティ・コンサートで3月末に行われました。この決別のきっかけは、ザ・フーのロジャー・ダルトリー(Roger Daltrey)がこのコンサートでのザックの演奏に不満を示した点にあるようでした。

そして、今回、ピート・タウンゼントはザ・フーの公式サイトおよびSNSアカウントで以下の声明を発表しています。

「ニュース速報!Who Back Zak!

彼はザ・フーから退くよう求められていません。

双方に個人的かつ私的なコミュニケーションの問題があり、これらを解決する必要がありました。これらの問題は円満に解決されました。

ロジャーと私は、オーケストラ編成ではない我々のラインナップに合わせて、ザックに進化した彼の最新のドラムスタイルをよりタイトにしてほしいと頼み、彼は快く同意してくれました。この混乱の一部については、私にも責任があります。ロイヤル・アルバート・ホールでのTCTの公演は、私にとって少々厄介なものでした。膝の全置換手術から完全に回復するには、4週間半あれば十分だと考えていました。(なぜ膝で着地できるなんて思ったんでしょうか?)大間違いでした!

おそらく、サウンドチェックに十分な時間をかけなかったために、ステージ上で問題が起きたのでしょう。ステージ中央のサウンドは、常に最も調整が難しい部分です。ロジャーは間違ったことは何もしていませんが、インイヤーモニターをいじっていました。ザックはいくつかミスをして謝罪しました。もっとも、自分の考えを明確に説明してではありましたが。

私たちは家族です。この件はあっという間に大きくなり、注目を集めすぎてしまいました。もう終わりです。これからは前向きな気持ちと情熱を持って前進していきます。

ロジャーについては、ファンの皆さんは、彼の素晴らしいドラマー、スコット・デヴォアーズと共に開催される今後のソロライヴも楽しむことができます。スコットはザックの後任としてザ・フーに加入するとの噂がありましたが、彼は常にバンドを応援してくれています。

その噂が広まる前に否定しなかったことを、スコットには謝らなければなりません。この件で彼を傷つけてしまいました。彼にはたっぷり一杯おごり、ハグをすることを約束します。

ピート・タウンゼント
2025年4月19日」