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ロビー・ロバートソンの遺作回顧録『Insomnia』発売 親友マーティン・スコセッシとの物語をさらに語る

2025/04/19 22:01掲載
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Robbie Robertson / Insomnia
Robbie Robertson / Insomnia
ザ・バンド(The Band)の共同創設者であるロビー・ロバートソン(Robbie Robertson)は2023年に亡くなる前、新しい回顧録を執筆していました。その回顧録が『Insomnia』というタイトルで、海外にて11月11日に発売されます。

ロバートソンの回顧録は、2016年の『Testimony(邦題:ロビー・ロバートソン自伝 ザ・バンドの青春)』に続くもの。今回も長年の友人であり、コラボレーターであるマーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)と共に歩んだ波乱万丈な道のりを、『Testimony』と同じ情熱を込めて詳細に語っています。

40年にわたり、ロビー・ロバートソンはマーティン・スコセッシの映画音楽を手がけてきました。その関係は、ロバートソンがスコセッシに『ラスト・ワルツ』の監督を依頼したことから始まりました。

回顧録のあらすじには、こう書かれています。

「ザ・バンドの物語がその記念碑的なコンサートで幕を閉じたことで、ロバートソンは新たな未知の世界に投げ込まれた。バンドメイトとの関係が悪化し、結婚生活も破綻する中、ロバートソンがスコセッシのビバリーヒルズの自宅を訪ねたところ、友人もまた同じような苦境に立たされていたことを知る。その夜のうちに、スコセッシは彼に同居を提案した。35歳を前にして既にカルチャーを変革するスターとなっていた二人は、創造性の崖っぷちに立ち、人生と仕事の新たな局面の始まりを模索していた。二人の友情がキャリアを変えるほどのコラボレーションへと深まる中、彼らの共有する旅は、70年代の長い後遺症の中、アメリカ文化の深淵へと彼らを導いた。誘惑とパラノイアに翻弄され、互いに認めたくないほど自滅に近づいていた二人は、尊敬と野心とが同居するパートナーシップに身を捧げていたのであった」

また本書には、ロバート・デ・ニーロ、ハーヴェイ・カイテル、フェデリコ・フェリーニ、ソフィア・ローレン、サミュエル・フラー、ライザ・ミネリ、チューズデイ・ウェルドといったエンターテイナーとの思い出も収録されています。