Freddie Mercury and David Bowie
クイーン(Queen)と
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)の共作曲「Under Pressure」。
ブライアン・メイ(Brian May)によると、クイーンとボウイの間にはミックスについて意見の相違があり、その結果、当初はもっとギターがヘヴィでザ・フー・スタイルのサウンドであったものの、ヘヴィなギターのほとんどが失われてしまったという。メイがTotal Guitar誌の新しいインタビューの中で話しています。
「(“Under Pressure”は)食事をしてお酒をたくさん飲んだ後、夜遅くにスタジオで自然にできたんだ。
かなりヘヴィなバッキング・トラックだった。(歌詞の)“Why can't we give love”のところなんて、まるでザ・フーのようだった。コードを多用したサウンドだったんだ。
僕はザ・フーが好きだったから、とても嬉しかった。デヴィッドに“ザ・フーみたいだね”と言ったのを覚えているよ。彼は“ああ、でも完成する頃にはザ・フーみたいには聴こえなくなってるよ”と言っていた。冗談みたいな感じでね。でも実際、彼はそうなることを望んでいなかったんだ」
曲はミックスの段階で、大きな問題を抱えました。
「とても難しかった......どうミックスすべきかについて、全員が異なる考えを持っていたからね。
おそらく僕のキャリアの中で、降参したのはこの時だけだと思う。争いになることは分かっていたから。基本的には、フレディとデヴィッドがスタジオでミックスをめぐって争っていた。そのミックスで何が起こったかというと、ヘヴィなギターのほとんどが失われてしまったんだ。
メイン・リフもエレクトリックで、今ライヴでやっているようなアルペジオ・スタイルで弾いたんだ。でも、それはミックスで使われなかった。彼らが使ったのは、最初にデモのようなものとして演奏したアコースティックな部分だったんだ。
正直言って、あのミックスは好きじゃなかった。でも、それがうまくいったことは認めているよ。考え方の違いであって、とてもうまくできているし、みんなはそれを愛しているからね。でも、ライヴではかなり違った演奏をしている。たぶん気づいていると思うけど、かなりヘヴィだし、その恩恵を受けていると思う。
デヴィッドは素晴らしい創造力を持っていた。でも、同じ部屋にあまり多くの素晴らしい創造的な力があってはいけないんだよ。とても難しくなるからね! 妥協が必要になってくるんだ」
ミュージックビデオ
クイーンによるライヴ・ヴァージョン