ブライアン・メイ(Brian May)は、
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)がいかにして
クイーン(Queen)に影響を与えたかについて、Total Guitarの新しいインタビューの中で語っています。
『Sheer Heart Attack』の収録曲「Now I'm Here」とレッド・ツェッペリン「Black Dog」のサウンドの類似性について尋ねられたメイは、こう答えています。
「もちろん、ジミー・ペイジから多大な恩恵を受けているよ。リフのマスターであり、拍子記号に意図的に迷い込むマスターでもある。あの曲は、間違いなくツェッペリンの精神にインスパイアされたものだと思う。
ボンゾ(ツェッペリンのドラマー、ジョン・ボーナム)が、まるで違う拍子記号のように聞こえるものを放り込んでいるときに起きる素晴らしいこと、そういうものに僕はいつも魅了されてきたんだ」
インタビューの他の部分で、ブライアンはクイーンが当時目指していたビジョンにツェッペリンがすでに到着していたと振り返っています。
「あの人たちは、僕たちよりもずっと先に行っていた。初めてツェッペリンを聴いたとき、“なんてこった、僕たちの目指している場所に、彼らはもうそこにいる!”と思った。
だから、ある意味、船に乗り遅れたと感じたこともあった。自分たちの作品を世に送り出すことができないのではないかと思ったこともあった。でも、僕らのビジョンは、音楽的にはツェッペリンとは少し違っていたんだ。もっと調和的でメロディックなものだと思う。
でも、ツェッペリンが僕らに大きな影響を与えたということは、恥ずかしげもなく言えるよ。音楽的なことだけでなく、ビジネス面においても、妥協することなく自分たちで対処してくれた点においてもね。
彼らのイメージの扱い方、誠実さ、ステージ・ライヴの作り方など、実に多くのことに影響を受けた。ツェッペリン、ビートルズ、ザ・フーを見れば、僕たちがどこから来たのかがわかると思う。そういうプラットフォームから、僕らは飛び出してきたんだ」