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チャーリー・ワッツはローリング・ストーンズが2時間以上のコンサートをしなければならなくなったのはレッド・ツェッペリンのせいだと考えていた

2022/10/09 21:21掲載
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Charlie's Good Tonight - The Life, the Times, and the Rolling Stones: The Authorized Biography of Charlie Watts
Charlie's Good Tonight - The Life, the Times, and the Rolling Stones: The Authorized Biography of Charlie Watts
チャーリー・ワッツ(Charlie Watts)は、ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)が2時間以上のコンサートをしなければならなくなったのは、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)のせいだと考えていた。ワッツの家族が公認する伝記『Charlie's Good Tonight, the Authorised Biography of Charlie Watts』(ポール・セクストン著)の中で、ワッツ自身の発言が紹介されています。

この伝記の抜粋が米ビルボード誌のサイトで公開され、そこにはストーンズが巨大なスタジアムでツアーを行うようになったとき、ワッツが考えたことなどが掲載されています。

「チャーリーは、スタジアム・ライヴのファンではなかったが、基本的な経済観念は理解していた。彼は1998年にこう話している。

“そうしなければ、3万人の観客のために1ヶ月間、その町の3,000人収容のホールで演奏することになる。それに対応するためなんだ。うまくいけば満員にできるかもしれない。それが、今の僕たちなんだ。自分たちのせいでもあり、喜びでもある。そうやって、自分たちのやることを演出してきた。そうやって、自分たちのやるべきことをやっていく世界になったんだよ”

ジャズクラブで演奏したいと切望する男が、ツアーでは計550万人を相手に演奏しているが、チャーリーは巨大なライヴをすることは苦痛ではなかったと教えてくれた。“ストーンズはとても演奏しやすいんだよ”。

ここで、予期せぬ方向転換があった。

“2時間のライヴをやることになったのはレッド・ツェッペリンのせいなんだ。

僕らは、アポロ歌劇団(レビュー)と呼ばれていた、20分間にすべてのヒット曲やそれ以外を演奏していたんだけど、数年で飛躍的に伸びたんだ。クラブで一晩に2セットやって、すごく楽しかったんだけど、ステージから引きずり降ろされてしまうので、2分間しかやれなくなった。その後、20分間のアポロ・タイプのライヴから、レッド・ツェッペリンのせいで、2時間の長いライヴを行うようになったんだよ。

ジミー・ペイジならそれができるし、(ボーナムの)20分間のドラムソロもある。僕らの場合はそういうことではなく、別物だったんだ。僕はドラムソロをやるのは好きじゃない。そういうのは聴かない。ZEPがやっていた頃(70年代前半くらい)、モニターもあまり良くなかったし、演奏の音量も大きかったから、体力的に大変だった。ドラマーとしてね。でも、今は音響設備がとても洗練されている。大きなステージでドラマーが一番大変なのは、音を聴かせること。今は、それがヴァーチャルでできてしまうんだ。アンプがあるから、僕はただ自然に、自分が演奏したいと思う音量で、この小さな檻の中で演奏し、彼らがその音量を調節してくれるんだよ”」