ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の60周年を記念した英BBCの新しいドキュメンタリー・シリーズ『My Life as a Rolling Stone』。この中で
ミック・ジャガー(Mick Jagger)は、
ビートルズ(The Beatles)が「Love Me Do」で成功を収めた頃、
キース・リチャーズ(Keith Richards)が彼らに嫉妬し、執着するようになったことを語っています。
Music Timesによると、ドキュメンタリーの中で、キースはビートルズが「Love Me Do」をリリースしてキャリアが急成長したことを振り返っています。また、ローリング・ストーンズもこの曲を素晴らしい曲だと言っていることを明らかにしています。
ミックは、ビートルズが突然業界で爆発的に売れたことで「全てを変えた」と振り返り、世界中がビートルズを支持する中、キースもまた、そのファンダムに加わったようだと話しています。
「キースはいつもビートルズを演奏していた。俺はもう、気が狂いそうだったよ! でも、なぜビートルズだったかというと、他の曲を聴きたくなかったからじゃないんだ。キースはポップな曲を書きたかった。だけど、俺たちは紛れもなくブルース・バンドだからね。でも、俺たちはポップ・バンドでなければならないと分かっていたんだ」
ミックは、ビートルズの成功によってキースが彼らに嫉妬し、執着するようになったことを明らかにし、またビートルズがストーンズがレコーディングスタジオに入るきっかけになったことを認めています。
「俺たちもただ羨ましかったんだ、わかるだろ? 彼らは俺たちがやりたいことをやっていて、それを手に入れたんだ。彼らはレコードを作ることができた。(俺らの)究極の目標はレコードを作ること、スタジオに入ることができることだったんだ。(俺らにとっては)ダイヤモンド(を見つける)ようなものだった。ある意味、金鉱のようなものだと思うんだ。わかるかな? アルバムを作るために(米国連邦金塊貯蔵庫のある陸軍基地)フォートノックスに侵入しようと思ったほどだったんだ」
ビートルズの圧倒的な人気に押され、ローリング・ストーンズもレコーディングスタジオに入り、自分たちのレコードを録音し、レコードがどのように作られるかを学びました。