ディーヴォ(Devo)の
マーク・マザーズボウ(Mark Mothersbaugh)と
ジェラルド・キャセール(Gerald Casale)は、バンドが
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の「(I Can't Get No) Satisfaction」をカヴァーした際、許可を得るために
ミック・ジャガー(Mick Jagger)のもとを訪れた時のことを、米Yahoo Entertainmentのインタビューの中で振り返っています。
マザーズボウはこう話しています。
「当時は、このようなリアレンジをする場合、ソングライターの許可を得なければできなかったんだ。アルバムに入れたかったから、ジェリー(ジェラルド・キャセール)と僕はニューヨークに行って、マンハッタンにあるローリング・ストーンズのマネージャーの事務所に行ったんだよ。そしてジャガーが現れ、それを聴いたんだ。曲が半分くらい終わったでところで彼は立ち上がって、部屋の中で踊り始めたんだ......」
「まさにミック・ジャガーのように」とキャセールは付け加えて、ミック・ジャガーが彼の有名なチキンダンスを踊っていたと話しています。
「とても良い印象を受けたよ」とマザーズボウは笑い、また「それに、彼が僕らのカヴァーをローリング・ストーンズのカヴァーの中で一番好きだと言っていたのをどこかで読んだことがあるんだ」とも話しています。
ディーヴォをジョーク・バンドだと思っていた人たちは、ディーヴォがストーンズをからかっていると思っていましたが、マザーズボウもキャセールも、そんなことは決してなかったと主張しています。
「僕たちは生意気だとか無礼だとかの評判があったので、みんな僕たちがこの曲をバカにしていると思っていたんだ。でも、そんなことはまったくない」とキャセールは明言します。「この曲は、何百万人もの人たちと同じように、僕たちにとっても、史上最高のロックソングだったんだ。僕たちは、この曲を信じられないと思っていた。ある意味、この曲に挑戦するのはクレイジーだったけれど、僕たちは大胆不敵だったから、やったんだよ」。
「僕たちはそれをアップデートしたんだ。この曲が発表されてから10年経っていたからね。だから、アップデートしたんだ」とマザーズボウは付け加えています。「僕たちがいた部屋は、洗車場の倉庫で、外は雪が3フィート(約91cm)ほど積もっていたんだ。僕たちは凍えていた。だから、みんなコートと手袋をして演奏していたんだ。(キーボード/リズム・ギタリストの)ボブ・キャセールがこの小さなリフを弾き始めたら、みんながそれを補い始めて、それに“Satisfaction”の歌詞をつけたんだよ」