NHKスペシャル『新・映像の世紀』の第5集「NOの嵐が吹き荒れる」では、
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)、
ボブ・ディラン(Bob Dylan)、
ビートルズ(Beatles)、
ミック・ジャガー(Mick Jagger)らの貴重な映像を紹介。
2月21日(日)にNHK総合で放送される『新・映像の世紀 第5集 NOの嵐が吹き荒れる』は、1960年代に世界各国で巻き起こった若者たちの反乱の様子を描いたエピソードで、エピソード中で同時代のミュージシャン達の貴重な映像も紹介されます。
番組では、ビートルズが1967年に世界初の衛星中継番組『Our World』に出演した際の映像(「All You Need Is Love」のレコーディングの様子)、デヴィッド・ボウイが1987年6月にドイツのベルリンの壁の前で行った野外ライヴの映像、ボブ・ディランが1963年8月に公民権運動の集会に参加した様子、ミック・ジャガーが1968年のロンドンでデモ隊の一人としてベトナム反戦を訴える姿などが取り上げられます。
●NHK総合『新・映像の世紀 第5集 NOの嵐が吹き荒れる』
2016年2月21日(日)21:00〜21:50
1960年代末、既存の政治体制にNOを突きつける若者たちの反乱が、まるで示し合わせたかのように、同時多発的に巻き起こった。西側で巻き起こったのは、ベトナム戦争反対の声だった。アメリカ、フランス、ドイツ、日本。そして東側でも、自由と民主化を求める声が沸き上がった。チェコスロバキアでは、プラハの春という民主化を求める動きが起こっていたが、急激な民主化を警戒するソビエトが弾圧した。若者たちを団結させたのは、テレビだった。衛星中継が実用化され、東西の壁を越え、あらゆる出来事が世界に瞬時に伝わるようになっていた。パリの学生が警官に投げつけたレンガの音は世界中に鳴り響き、プラハの若者が戦車に立ち向かう表情を世界が見ていた。その爆発的なエネルギーは、それまでの価値観を壊し、カウンターカルチャーと呼ばれる新たな文化を生み出した。もうひとつ、若者たちを突き動かしたものがある。その時代、若者たちの多くが、ふたりの革命家の肖像を掲げた。キューバ革命を起こしたチェ・ゲバラ、中国を建国した毛沢東である。
1960年代、ふたりの革命家とテレビによって突き動かされた、若者たちの反乱の時代を見つめる。
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20160221