Brian Epstein with Ringo Starr
ビートルズ(The Beatles)のマネージャーとして知られる
ブライアン・エプスタイン(Brian Epstein)の伝記映画『Midas Man』が制作されています。監督は、ミュージックビデオやコンサート映画で知られ、グラミー賞も受賞した、スウェーデン出身の映像作家/映画監督のジョナス・アカーランド。
ジョナス・アカーランドは、『ポーラー 狙われた暗殺者』『Lords of Chaos』などの劇映画や、『Paul McCartney: Live Kisses』『Madonna: The Confessions Tour』『Taylor Swift: The 1989 World Tour Live』などのコンサート映画に加え、数多くのミュージックビデオを手掛けたことで知られています。手掛けたミュージックビデオはレディー・ガガ、U2、ローリング・ストーンズ、ビヨンセ、ジェニファー・ロペス、メタリカ、オジー・オズボーン、デュラン・デュラン、スマッシング・パンプキンズ、マドンナ、レニー・クラヴィッツなど。またアカーランドはかつて、ブラック・メタルバンド、バソリー(Bathory)のドラマーでした。
ブライアン・エプスタインは、ビートルズを発見し、世界的なバンドへと導いた人物で、「5人目のビートルズ」とも言われています。彼はまた、ジェリー&ザ・ペースメイカーズ、シラ・ブラックなどの音楽アーティストとも仕事をし、ジミ・ヘンドリックスなどのミュージシャンのプロモーションにも貢献しました。エプスタインは生前公表されることはありませんでしたが同性愛者でした。1967年に32歳で薬物の過剰摂取のため亡くなっています。
米サイトVarietyによると、この映画『Midas Man』はTrevor Beattie FilmsのTrevor BeattieとJeremy Chatterton、そしてStudioPOWのKevin ProctorとPerry Trevers がプロデュース。彼らは声明で、この映画を「成功の喜びと、言い表せないほどのリスクと満たされない欲望という恐るべきプレッシャーを描いた、感情的で、ウィットに富んだ、ハートフルな物語」と説明しています。
プロデューサーのひとりであるTrevor Beattieは、アカーランドは「ロックンロールの心」を持っていて「音楽と音楽業界を理解している」と述べています。
アカーランドは
「ブライアン・エプスタインのストーリーには、僕が物語に求めているものがすべて含まれている......それはブライアンの特異性についてです。ブライアンは、誰も知らなかったことのすべてのステップを知っているようで、他の誰も見たことのないものを見ているようなところが大好きです。彼のビジョンは驚くべきもので、彼は存在しなかった文化を作り上げた。この映画は、あることがどうやって時系列的に別のものにつながったのかというよりも、ブライアンの心の中を巡り、彼がどのような存在であったのかを描くようなものです。僕は彼を生き返らせたい」
と語っています。
映画『Midas Man』のオリジナル脚本はブリジット・グラントとジョナサン・ウェイクハムが書いています。
映画『Midas Man』はロンドン、リバプール、アメリカで撮影され、2021年の公開を予定しています。