
six-neck guitar The Beast (Image credit: Gardiner Houlgate)
「決して作られるべきではなかったギター」とも評された“ネックが6本あるギター”がオークションに再び出品されます。
かつてイギリスのコメディアンでミュージシャンのビル・ベイリーが演奏し、映画『スパイナル・タップ』で有名になった、この巨大な6ネック・エレキギター、その名も「ザ・ビースト(野獣)」は、チープ・トリックのリック・ニールセンが使用していた5つのネックを持つギターにインスパイアされて作られました。
製作者のゲイリー・ハッチンスはかつてこれを「決して作られるべきではなかったギター」と評しましたが、このギターは、過去にロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館やコメディ博物館に数年間展示されていたことがあり、イギリス国王がかつて皇太子時代に演奏したことがあるとも言われています。
6本のネックは、12弦、トレモロ付き6弦、5弦ベース、4弦ベース、トレモロ付き7弦、そして標準的な6弦で構成されており、各ネックにはローズウッド指板が使用されています。重量が約17kgもあるため、持ち運びには問題がありそうです。
今回、英国のオークション会社社Gardiner Houlgateにてオークションにかけられることになりました。オークションに出品されるのは4年ぶり2度目です。今回の落札予想価格は2000ポンドから3000ポンド(約40万円~約60万円)。オークションは3月11日から14日まで開催されます。

(Image credit: Future)

(Image credit: Future)

(Image credit: Gardiner Houlgate)