The Duckworth Lewis Method / The Duckworth Lewis Method
ディヴァイン・コメディ(The Divine Comedy)の
ニール・ハノン(Neil Hannon)と、
XTC直系なアイルランドのポップ・バンド、
パグウォッシュ(Pugwash)のトーマス・ウォルシュが組んだユニット、
ダックワース・ルイス・メソッド(The Duckworth Lewis Method)。2009年に発売された、現時点までの唯一のアルバム『The Duckworth Lewis Method』が日本発売。ストレンジ・デイズ・レーベルから『ポップとクリケットの不思議な計算方式』の邦題で9月12日に発売されます。
以下、ストレンジ・デイズの岩本晃市郎氏によるコメント
ダックワース・ルイス・メソッドは、ディヴァイン・コメディのニール・ハノンとパグウォッシュのトーマス・ウォルシェによって結成された、アイルランドをベースに活動するグループだ(スーパー・ポップ・グループだ!!)。
本作『ポップとクリケットの不思議な計算方式』は彼らのファーストアルバムで、ダブリンでレコーディングされ、アビー・ロード・スタジオでのマスタリングを経て、2009年の7月にリリースされている。アルバムのコンセプトはイギリスの国民的スポーツ、クリケットについてのもので、二人は本作について“クリケットの美しさと、どちらかというと愚かさに満ちた世界を描いた”万華鏡的音楽作品と語っている。イギリス人がクリケットに費やす時間について皮肉たっぷりに、しかし、そんなイギリス人を愛すべき存在として歌っている。
随所にブラック・ジョークの効いた、紛うことなき英国産の本作には12曲の珠玉のポップ・ソングが収録されている。そのすべてが完成度の高いポップ・ソングで、そこにはポール・マッカートニーの最初期のソロ・アルバムやアイドル・レース、スタックリッジ、XTCが紡ぎ出して来た、アイルランドとイングランド出身のメロデイ・メイカーたちの美しくも弾けるような旋律が詰め込まれている。特にパグウォッシュを率いるトーマス・ウォルシュのアンディ・パートリッジ直伝のメロディは強烈で、ブリティッシュ・ポップを愛してやまないファンの心臓を一発で射抜いてしまうはずだ。そしてビートルズのレノン=マッカートニー、ザ・ムーヴ/ELOのリン=ウッド、スタックリッジのディヴィス=ウォーレン、に次ぐコンビとしてニール・ハノンとトーマス・ウォルシュは挙げられるべきだと確信している。今のところ本作が彼等の唯一の作品だが、リリースが噂されている次回作が非常に楽しみなアーティストだ。
●『The Duckworth Lewis Method』
1. The Coin Toss
2. The Age of Revolution
3. Gentlemen and Players
4. The Sweet Spot
5. Jiggery Pokery
6. Mason on the Boundary
7. Rain Stops Play
8. Meeting Mr Miandad
9. The Nightwatchman
10. Flatten the Hay
11. Test Match Special
12. The End Of the Over