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矢野顕子のドキュメンタリー『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』 矢野顕子の舞台挨拶映像が公開

2017/01/11 12:41掲載
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矢野顕子 『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』[2017デジタル・リマスター版] 舞台挨拶
矢野顕子 『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』[2017デジタル・リマスター版] 舞台挨拶
矢野顕子ソロデビュー40周年を記念して、2017年1月6日(金)より15日間限定で上映されているドキュメンタリー・フィルム『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』のデジタル・リマスター版。昨年12月末に行われた先行プレミア上映では主演の矢野顕子が25年ぶりに舞台挨拶を行い、本作を観直して当時のレコーディングを振り返りつつ、撮影時の思い出をたっぷりと語っています。抜粋映像が新たに公開されています



■上映前登壇レポート

【日時】 2016年12月22日(月) イベント19:30〜19:50 
【場所】 新宿バルト9 シアター8
【登壇者】矢野顕子
【MC】今井智子(音楽ライター)

「なーんでこんなに一生懸命なんだろ」と笑いながら、当時の映像の中の自分の印象について語る矢野。登場からハキハキとあいさつし、会場は一瞬で矢野ワールドになった。

25年前の作品のリバイバルということで、当時についての質問をされると「思い出せないーー」と冗談交じりに言いながらも、当時の貴重な現場の雰囲気を教えてくれる矢野。「監督から、撮影するときは、どこから撮られているかわからないようにするし、レコーディングの邪魔にならないようにしますから、と説得されたの」という言葉からは、監督の作品への熱意が想像できる。

制作の経緯について聞かれた矢野は、「まったく思い出せない、全部忘れちゃうの」と再び冗談を言って観客を笑わせ、続けて、「でも映画を撮っておいて良かった。時が経ってしまうと、私は全部流れて忘れていっちゃうから」と笑う。「だから今日皆さんがここに集まって、(作品を)観たいと言ってくれてよかった」と改めて故・坂西監督へ感謝を表していた。多くの時間を共に過ごしたレコーディングエンジニアの吉野金次について聞かれると、「当時は本当に自分のことで精一杯だったスタッフのことは考えてなかったんだけど、その後、私が集中している間、エンジニアの人は気を使ってトイレにもいかなかったと気づいて」

「集中すると、3、4時間もノンストップで」レコーディングを続ける矢野。撮影時間は92時間にもおよんでいた。

本作は、今年40周年を迎える矢野のキャリアのいいターニングポイントになったという。

「この映画も相まってこの歌とピアノの世界を楽しんで頂ける土台ができたんじゃいかな」と語る。

この作品の中では、失敗して悔しがる矢野の姿をその場にいるように感じとれる。「もう後少しで完成するのに、あっ!てなるところもある。今日は皆さん一緒にあっ!てなってください」と、上映を楽しみにしている観客に呼びかけた。
●矢野顕子『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』
[2017デジタル・リマスター版]、
新宿バルト9、梅田ブルク7、センチュリーシネマ(名古屋)、T・ジョイ博多、ユナイテッド・シネマ札幌ほか全国の劇場にて、2017年1月6日(金)より15日間限定ロードショー!
出演・演奏|矢野顕子  インタビュー出演|鈴木慶一、谷川俊太郎、糸井重里、三浦光紀、宮沢和史、David Rubinson(出演順)
監督|坂西伊作 撮影|夏野大介 
1992年/日本/モノクロ/DCP/2ch/79分

全国共通劇場鑑賞券
前売券|1,900円(税込)
当日窓口料金|2,300円均一(税込)※各種割引なし

■劇場窓口、メイジャーWEB通販にて特典付全国共通前売鑑賞券を販売。
前売特典|特製チケットホルダークリアファイル(デザインは右記参照ください)
※前売特典は数に限りがございます。なくなり次第終了とさせていただきます。
■チケットぴあ(セブンイレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあのお店)にて販売。
チケットぴあPコード:466-900