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一冊まるごと矢野顕子 『ユリイカ』2月臨時増刊号が発売

2017/01/06 12:32掲載
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『ユリイカ』2017年2月臨時増刊号「総特集◎矢野顕子──ピアノが愛した女。…矢野顕子の40年」
『ユリイカ』2017年2月臨時増刊号「総特集◎矢野顕子──ピアノが愛した女。…矢野顕子の40年」
一冊まるごと矢野顕子、『ユリイカ』2017年2月臨時増刊号「総特集◎矢野顕子──ピアノが愛した女。…矢野顕子の40年」が1月6日発売。ドキュメンタリー映画『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』の再上映を機に、『JAPANESE GIRL』でのソロデビューから40年間にわたる矢野顕子の歩み、その真髄に迫る総特集です。

本書には、矢野顕子へのロングインタビュー&撮り下ろしのカラー口絵をはじめとして、最新オリジナルアルバムでともに楽曲を制作した冨田恵一と、大谷能生による対談や、Seihoのインタビューも掲載。『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』にも出演しているレコーディング・エンジニア、吉野金次へのインタビューも収録しています。

また、鈴木慶一や大根仁による同映画についてのエッセイのほか、三浦光紀やあがた森魚などの矢野顕子のデビュー当時を知る人物から、岸田繁や原田郁子(クラムボン)、寺尾紗穂、tofubeatsなど、さまざまな世代のアーティストがエッセイ/アンケートを寄稿しています。

そのほか、小沼純一、細馬宏通、佐々木敦、大石始、柳樂光隆など、豪華執筆陣による論考も多数掲載。童謡、YMO、テクノ、即興、ジャズ、コラボレーション、その歌声と詩……さまざまな角度から矢野顕子の音楽を読み解く一冊となっています
●『ユリイカ』2017年2月臨時増刊号
「総特集◎矢野顕子──ピアノが愛した女。…矢野顕子の40年」
1月6日刊行予定
菊判変形、237ページ ISBN:978-4791703227

*目次

■カラーグラビア
愛と光に包まれて
音=生の歓び
矢野顕子(撮影=鈴木竜一朗)

■ロングインタビュー
矢野顕子の四〇年
矢野顕子(聞き手=前田祥丈)

■JAPANESE GIRLの時代、あるいは歌声の生命
幸運な出会い
三浦光紀

あどけない騎士は気高き少女
少しだけ知ってる矢野顕子さんのこと
あがた森魚

顕子の「さよならアメリカ さよならニッポン」
松永良平

発生としての歌
佐々木 敦

情動の新しい運動場
矢野顕子の声とピアノ
細馬宏通

誰?
高山花子

■生活にふりそそぐ愛
来るべき矢野顕子
ポップス、テクノ、ジャズ…その先へ
冨田恵一 大谷能生

「おいしい生活」の時代
矢野顕子と「YMO環境」
円堂都司昭

矢野顕子を今聴くことについて
安田昌弘

「猫がかくしているものはなんだ?」
カニエ・ナハ

あーぁああ! 豊かなる 矢野山脈
原田郁子(クラムボン)

■アンケート
「わたしと矢野顕子」
岸田繁・tofubeats・友森玲子・成田ハネダ・深田晃司


■"日本的なるもの"から離れて
おあずけの叙情 矢野顕子の童謡    
寺尾紗穂

「ジャパニーズ・ガール」はいかに「日本のうた」を歌ってきたのか
わらべうた、童謡、民謡
大石 始

骨まで愛して。
矢野顕子弾き語り論
渡邊未帆

■『SUPER FOLK SONG』の世界
『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』インタビュー
矢野顕子(聞き手・構成=今井智子)

全身の渾身の笑みを浮かべた音楽
鈴木慶一

『SUPER FOLK SONG』と坂西伊作さんのこと
大根 仁

世界を幸せにする歌
吉野金次(聞き手=編集部)

「そろそろなにか食べませんか」
音楽の生まれる現場から
篠崎恵子(聞き手=編集部)

手・指がさき 喉・声がさき
『SUPER FOLK SONG』をめぐって
小沼純一

水の音楽、あるいは水墨の映画
坂西伊作監督『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』をめぐって
今村純子

スクリーンの歌声 
『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』のサウンドデザイン
長門洋平

■音楽の歓び、あるいは邂逅する演奏者
奇跡的なめぐりあいと最高のかたち
Seiho(聞き手・構成=細田成嗣)

エレクトロ=アコースティック・インプロヴィゼーション
細田成嗣

ラーメンな女たちの魔法
柳樂光隆

■資料
矢野顕子ディスコグラフィ
吉村栄一