矢野顕子ソロデビュー40周年を記念して、1992年に公開されたドキュメンタリー・フィルム『SUPER FOLK SONG〜ピアノが愛した女。〜』が、現代の上映スペックに合わせ高画質・高音質化。技術の粋を集めたレストア処理で新たに生まれ変わったデジタル・リマスター版が2017年1月6日(金)より、15日間限定で上映されます。
映画のタイトルにもなっている‘92年に発売されたアルバム『SUPER FOLK SONG』は、ピアノ弾き語りシリーズの第一弾として編集なしの「一発録」でレコーディングされた矢野顕子の名カヴァー・アルバムのひとつ。本作は、その模様を完全密着で記録したドキュメンタリー・フィルム。緊迫した空気の中、何度も失敗しては弾き直す極限状態でのレコーディングにカメラが入り、自分に厳しく挑む矢野顕子の姿や、納得したテイクを録り終えての安堵する姿、達成感からくる満身の笑みなど、一心不乱にレコーディングに没頭する、彼女の一挙手一投足を捉えている伝説的な作品であり、また、観客はまるで矢野顕子と共にレコーディングをしているかのような、感覚を味わえる一作。現代のレコーディングより、ひと手間もふた手間がかかった時代において緊張感で張りつめたその瞬間の一部を、矢野顕子の鬼気迫るレコーディングの状況から垣間見ることができる貴重な予告映像。’92年の劇場上映から約四半世紀、技術の粋を集めたレストア(修復処理)で新たに生まれ変わった“デジタル・リマスター版”と“25年前の予告”のbefore/afterを是非GYAO!で確かめていただきたい!