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ローリング・ストーンズが『Sticky Fingers』デラックス・エディションのCM映像を公開

2015/06/05 23:10掲載
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The Rolling Stones / Sticky Fingers [Super Deluxe Edition]
The Rolling Stones / Sticky Fingers [Super Deluxe Edition]
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)が『Sticky Fingers』デラックス・エディションのCM映像(30秒)を公開



発売は日本で6月10日、英国で6月8日、米国で6月9日

以下は以前に公開された映像・映像

「BROWN SUGAR (ALTERNATE VERSION FEAT. ERIC CLAPTON) 」


「DEAD FLOWERS (ALTERNATE VERSION)」


「Bitch (Extended Version)」


「Can't You Hear Me Knocking (Alternate Version)」


「Wild Horses (Acoustic)」のリリック・ビデオ


デラックス・エディションのプロモ映像




以下は『Sticky Fingers』のデラックス・エディションのプレスリリースより

生きる伝説、ザ・ローリング・ストーンズの歴史的なカタログにあって最も評価の高いアルバムのひとつ『スティッキー・フィンガーズ』が新たな世代を虜にすべく再発される。バンドのパワーがピークに達していたことを印象付ける、時代を超えた名曲群――「ブラウン・シュガー」、「ワイルド・ホース」、「ビッチ」、「シスター・モーフィン」、「デッド・フラワーズ」――を収録した1971年の名盤『スティッキー・フィンガーズ』はスーパー・デラックス・エディションなど複数のフォーマットで、日本では2015年5月27日(世界は5月25日/北米地域では5月26日)に、ユニバーサル ミュージックからリリースされる。

今回の再発に合わせ、ザ・ローリング・ストーンズは、すばらしいライヴ・パフォーマンスで再び世界中の聴衆を魅了する。昨年行われた"14 ON FIRE TOUR"で100万人を超える観客を動員した彼らは、この2015年にも北米でツアーを行ない、各地のスタジアムやフェスティバルでステージを披露する。5月の後半に開始されるザ・ローリング・ストーンズの最新ツアー『RS- 'ZIP CODE' Tour』の日程は、ウェブサイト(rollingstones.com)で確認できる。

『スティッキー・フィンガーズ』はバンドが信頼を寄せていたジミー・ミラーのプロデュースの下、アラバマ州はマッスル・ショールズ、ミック・ジャガーの豪華な別荘"スターグローヴズ"、そしてロンドンのオリンピック・スタジオでレコーディングされた。その後、ザ・ローリング・ストーンズは大きな話題を呼んだ"U.K.フェアウェル・ツアー"を敢行。フランスに"亡命"。アルバムが発表されたのは、それから間もなくのことである。『スティッキー・フィンガーズ』は、アンディ・ウォーホルがデザインしたジッパー付きのジャケットでも広く知られている。ロックの歴史に名を残す、その画期的なアートワークは今回再発される"スーパー・デラックス・エディション"と"2LP・デラックス・エディション"で再現されている。

自身に溢れ、同時に繊細さを感じさせる『スティッキー・フィンガーズ』はザ・ローリング・ストーンズ特有の魅力を余すところなく伝えるアルバムであり、発表以来、常にストーンズの最高傑作のひとつとして揺るぎない支持を受けてきた。1968年のアルバム『ベガーズ・バンケット』と、1969年のアルバム『レット・イット・ブリード』を傑作にしたグループの圧倒的な創造力は『スティッキー・フィンガーズ』にも横溢している。このアルバムのリリースから間もなく、ザ・ローリング・ストーンズの面々はフランス南部に移り住み、その後、LP2枚組の傑作『メインス・トリートのならず者』を完成させた。ミック・ジャガーとキース・リチャーズの独創性を極めたソングライティング、ミック・テイラーの並外れたギター・プレイも、高い評価を寄せられる傑作『スティッキー・フィンガーズ』の聴きどころだ。

ユニバーサル ミュージックは、今回の『スティッキー・フィンガーズ』の新装リリースに先立ち、『メイン・ストリートのならず者』と1978年の傑作『女たち』を同様の形式でリリース。いずれも世界各国で高い評価を受け、きわめて良好なセールスを記録している(オリジナル・リリースから38年を経て、2010年に新装リリースされた『メイン・ストリートのならず者』は、U.K.ヒット・チャートの1位を記録した)。

『メイン・ストリートのならず者と『女たち』のデラックス版と同様、『スティッキー・フィンガーズ』の"スーパー・デラックス・エディション"もオリジナル・アルバムの全トラックに、未発表音源をふんだんに追加した内容になっている。シングル・チャートのNo.1を記録した「ブラウン・シュガー」の、エリック・クラプトンが参加した別ヴァージョン、「ビッチ」、「キャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキング」、「デッド・フラワーズ」の、こちらも未発表の別ヴァージョン、「ワイルド・ホース」のアコースティック・ヴァージョン、「ホンキー・トンク・ウイメン」と「ミッドナイト・ランブラ-」を含む5曲のライヴ音源(1971年にラウンドハウスで録音されたもの)など、世界中に無数に存在するバンドの熱狂的なファンを狂喜乱舞させるに十分な内容だ。

"スーパー・デラックス・エディション"には、計13曲から成るライヴ音源集『ゲット・ヤ―・リーズ・ラングス・アウト』が収録される。ここで聴けるのは、フランスへの"逃亡"を間近に控えた1971年3月にバンドが行ったリーズ公演の模様で、完成したばかりの「ブラウン・シュガー」や「ビッチ」、カントリー・ミュージックの影響を強く滲ませた「デッド・フラワーズ」等々のライヴ・ヴァージョンなどが含まれている。

"スーパー・デラックス・エディション"では、2曲分のライヴ映像も楽しむことができる。これらは、1971年3月26日にロンドンのマーキー・クラブで収録された伝説的なライヴ映像からピックアップされたものだ。"スーパー・デラックス・エディション"には、さらに新たに書き下ろされたライナーノートやこれまで一度も公にされていなものを含む『スティッキー・フィンガーズ』発表当時の貴重な写真を掲載したハードカヴァーのブックレット("本物のジッパー"付き)、ポストカード・セットなどが収録されている。

『スティッキー・フィンガーズ』の最初のレコーディング・セッションは、1969年12月に、アメリカはアラバマ州のマッスル・ショールズ・サウンド・スタジオで行われた。その後、メンバーはイギリスに舞い戻り、オリンピック・スタジオや、ミック・ジャガーの田舎の邸宅"スターグローヴ"で(後者では"ローリング・ストーンズ・モバイル・スタジオ"を使用し)、作業を続けている。

『スティッキー・フィンガーズ』がリリースされたのは、マッスル・ショールズで行われた最初のレコーディング・セッションから数えて504日後の1971年4月23日のことだった。アルバムはメディアとファンの双方から好評をもって迎えられ、米ローリング・ストーン誌は「今なお続く世界最高のロック・グループの物語の、すばらしい新たな1ページ」と、これを称賛した。

アルバムのリリースとほぼ時を同じくして、「ブラウン・シュガー」はシングル・チャートの1位に立ち、『スティッキー・フィンガーズ』もまたチャートの1位を獲得した(ザ・ローリング・ストーンズにとってこれは6枚目のNo.1アルバムだった)。『スティッキー・フィンガーズ』は、その後も4週にわたって英チャートを制覇。アメリカでも同じ成績を残し、オーストラリア、カナダ、そしてヨーロッパの多くの国で、同じくチャートの1位を獲得した。やがて同作はザ・ローリング・ストーンズの歴史にあってもとりわけ重要なアルバムと見做されるまでになり、グラミーの殿堂入りアルバムのひとつに認定。ローリング・ストーン誌の"歴史上最も偉大なアルバム500選"でも、100位圏内に選定されたザ・ローリング・ストーンズの4点のアルバムのひとつに数えられている。

今回、遂に実現する待望の再発は、史上最高のロック・アルバム『スティッキー・フィンガーズ』の重要性をあらためて印象付け、同時にその評価をいっそうか高めるきっかけになるだろう。

『スティッキー・フィンガーズ』は、現在予約受付中。iTunesで"デラックス・エディション"及び"スーパー・デラックス・エディション"の購入を予約すると、"ワイルド・ホース’の未発表のアコースティック・ヴァージョンをダウンロードすることができる。なお、同トラックのみのダウンロード及びストリーミング販売も可能だ。