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ビートルズの闇を描いたノンフィクション本『ザ・ビートルズ 解散の真実』が発売

2014/11/29 22:04掲載(Last Update:2014/11/30 00:21)
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ザ・ビートルズ 解散の真実
ザ・ビートルズ 解散の真実
メンバーを告訴したポール、アップル・コア社の崩壊、ヘロイン依存症、元マネージャーへ3900万ドルの訴訟、メンバー夫婦間の不倫etc。ビートルズ(Beatles)の闇を初めて克明に描いた巨艦ノンフィクション本『ザ・ビートルズ 解散の真実』(著:ピーター・ドゲット、翻訳:奥田祐士)がイースト・プレスから12月8日発売
●『ザ・ビートルズ 解散の真実』
ピーター・ドゲット (著), 奥田祐士 (翻訳)

<内容紹介>
夢の再結成はなぜ潰えたのか。ビートルズの闇を描いた巨艦ノンフィクション!

脱退を最初に口にしたのは、誰だったのか――。

レコーディング・スタジオにいつづけるヨーコ、
マネージャーの死を機に巨額の利権のみを求めてきた人々の争い、
そこにポールの義理の父と兄が参戦したことで生じた他の三人とポールの溝……。
ビートルズの四人にできた亀裂はいつしか修復不可能になる。

それでも解散後も一部のメンバーは共にレコーディングやセッションをし、
ジョンとポールのコラボレーションもありえるかに思えた。
それが潰えたのはなぜだったのか。そして、ポールがジョンに求めたつづけたものは……。

天文学的な数字が飛び交う訴訟につぐ訴訟、メンバーのふところ事情など
これまで描かれなかった金銭問題も含め、
解散の真実と、解散後の四人の活動と葛藤と交流を徹底的に描く!

すぐそこに彼らがいるかのように感じられる一冊。

◆日本版特別付録:1967年~2014年のディスコグラフィー(主なツアー、プライベートイベントを含む)

「ジョンがポールを『おまえオレの知り合いだったっけ?』と言わんばかりの顔で見つめたのは、その瞬間のことだった。そしてその瞬間に、すべてが終わった。まったく完全に終わってしまったのだ」(本文より)

「ああ確かにオレは書類をパクッたさ! でもイーストマンとマッカートニーだって、オレたちの知らないところでノーザン・ソングスの株を買収していたじゃないか」(本文より)

<著者について>
ピーター・ドゲット Peter Doggett
イギリスの音楽ジャーナリスト。1980年代から90年代にかけて「レコード・コレクター」誌の編集者を務め、1999年からフリーランスに。以来、音楽評論に社会史、文化史を織り交ぜた数々の著作を執筆している。最新作は"The Man Who Sold The World: David Bowie & the 1970s"。邦訳に『ルー・リード:ワイルド・サイドを歩け』、『ジョン・レノン大百科』(ジョン・ロバートソン名義)がある。

奥田祐士 Yuji Okuda
1958年、広島生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。雑誌編集者をへて翻訳家に。主な訳書に『ザ・ビートルズ・サウンド最後の真実』、『フィル・スペクター 甦る伝説』、『バート・バカラック自伝』、『トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代』がある。