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ニール・ヤング&クレイジー・ホース、9年ぶりの新作『Americana』が日本でも発売に

2012/03/21 15:13掲載
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Neil Young and Crazy Horse / Americana
Neil Young and Crazy Horse / Americana
ニール・ヤング(Neil Young)クレイジー・ホース(Crazy Horse)の9年ぶりの新作『Americana』が日本でも発売に。国内盤は6月13日発売(米:6月5日)。

以下はプレスリリースの日本語訳
ニール・ヤング&クレイジー・ホースは、『アメリカーナ』と名付けられたとてもスペシャルなアルバムを2012年6月5日(日本盤6月13日)にリリースする。『アメリカーナ』はニール・ヤング&クレイジー・ホースにとって9年ぶりのアルバムとなる。クレイジー・ホースのメンバーは:ビリー・タルボット、ラルフ・モリーナ、ポンチョ・サンペドロそしてニール・ヤングである。

収録曲リストを見ればわかるように『アメリカーナ』は、アメリカのフォークソングの名曲を集めた作品である。これらの中には、今日では「プロテスト・ソング」や「マーダー・バラッド(殺人が絡んだ物語詩)」、そしてキャンプファイアーの周りで歌うような曲として知られ、国境世代を超えて誰もが共感できるような物語と共に歌い継がれているものが含まれている。

「Tom Dooley」や「Oh Susannah」といった楽曲は1800年代に作られたものであり、「This Land Is Your Land」(歌詞は広く誤解されている“失われたヴァース”を含むオリジナル版を使用)、そして「Get A Job」は20世紀半ばの名フォーク・ソングである。また興味深い事柄の一つとして、この国が今のような合衆国となり、「The Star Spangled Banner」という独自の国歌を得るまでの間、英国の国歌「God Save The Queen」が事実上の国歌的な存在であったということがあげられる。「The Star Spangled Banner」が最初に記録に登場したのは1889年、そして正式に国歌として認められたのは1931年である。
収録曲の一つ一つが、アメリカの歴史と伝統を織りなしている大切な要素の一つだ。それは我々が文化的な意味において「Americana」と捉えているものの根幹を成しているだけでなく、歌曲を通して、過去を記録したり、後世に語り継いでいるのである。

これらの楽曲に共通しているのは、今はもう存在していないアメリカを表現しているにも関わらず、楽曲の中に潜む感情や物語は200年近く経った今でも、この国で起きている事柄と同等、もしくはより大きなインパクトをもって聞く者の共感を呼び覚ましていることだ。歌詞の内容も現代にも通じる関心や事柄を綴っており、経済的、文化的な激変に見舞われている今日の社会、特に大統領選が控えている今年においては、驚くべきほど深い意味を与えている。これらの楽曲は作られた当時そのままに、いまだにパワフルで心に強く訴えかけてくるのである。
『アメリカーナ』のプロデュースを手掛けたのは、ニールとJohn Hanlon、そしてMark Humphreys。アルバムのエンジニアは、John Hanlon、John Hausmann、そしてJeff Pinnが務めている。レコーディングはAudio Casa BlancaでJohn Hanlonが行っている。


●『Americana』

01. Oh Susannah
02. Clementine
03. Tom Dooley
04. Gallows Pole
05. Get A Job
06. Travel On
07. High Flyin’ Bird
08. She’ll Be Comin ’Round The Mountain
09. This Land Is Your Land
10. Wayfarin’ Stranger
11. God Save The Queen