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ビートルズ『On Air - Live At The BBC Volume 2』のリリースが正式決定

2013/09/12 22:24掲載(Last Update:2013/09/13 13:04)
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The Beatles / On Air - Live at the BBC Volume 2
ビートルズ(Beatles)のBBC音源集第2弾『On Air - Live At The BBC Volume 2』のリリースが正式決定。11月11日に世界同時発売。公式未発表曲(カヴァー曲)2曲、公式未発表音源37曲、メンバーの会話23トラックで、既発表音源はわずか3曲。アナログ・レコード盤も同時発売されます。

トレーラー映像あり。


なお、第1弾の『ライヴ・アット・ザ・BBC』のリマスター盤も同時発売されます。

以下はプレスリリース

1994年にリリースされたザ・ビートルズの《ライヴ・アット・ザ・BBC》は世界的に喝采を浴び、イギリスでナンバー1、アメリカでも最高位3位を記録、6週間で500万枚以上を売り上げた。このBBCパフォーマンス集の続編《オン・エア - ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2 》が、48ページのブックレット付き2枚組CD、および180gアナログ盤で11月11日(北米では11月12日)にリリースされる。《オン・エア》に収録の63トラックには、前作の《ライヴ・アット・ザ・BBC》とのダブりがいっさいなく、未発表のパフォーマンスが37トラック、そしてスタジオでの雑談や、メンバーとBBCの司会者たちとの会話を収めた未発表のレコーディングが23トラック含まれている。
 英国放送協会(BBC)のスタジオで、ビートルズはさまざまなラジオ番組用に音楽をプレイした。《ON AIR - LIVE AT THE BBC VOLUME 2》には、全国に向けてプレイするチャンスを掴んだ時期のビートルズのサウンドが捉えられている。こうしたエキサイティングなレコーディングを聴き直したポールは、感激の面持ちでこう語った。「エネルギーとスピリットがたっぷりある。ぼくらはなんの手加減もせず、一世一代のパフォーマンスをやってやろうと、懸命に頑張っている」
《オン・エア》収録曲のうち10曲は一度もグループが60年代にEMIでレコーディングすることのなかった曲で、うち2曲 ——生放送で披露されたチャック・ベリーの〈I'm Talking About You〉と、スタンダード〈Beautiful Dreamer〉のロック・ヴァージョンは、リリースされるのも今回がはじめてだ。《オン・エア》にはまた、1994年の《ライヴ・アット・ザ・BBC》で聞けたレア曲6曲の別ヴァージョンも収録されている——リトル・リチャードの〈ルシール〉、チャック・ベリーの〈メンフィス、テネシー〉、チャン・ロメオの〈ザ・ヒッピー・ヒッピー・シェイク〉、レイ・チャールズの〈アイ・ゴット・ア・ウーマン〉、そして彼らがカール・パーキンスのレコードで覚えた2曲、〈グラッド・オール・オーヴァー〉と〈シュアー・トゥ・フォール〉である。
 60年代初頭のBBCを代表するポップ番組にビートルズが贈った曲——〈Happy Birthday, Dear Saturday Club〉も、やはりサプライズのひとつだろう。ジョン・レノンが1980年にふり返っているように、「『Saturday Club』じゃ、レコードになってない曲をたくさんやったよ——録音も悪くなかった」。ポールはこう回想する。「BBCのラジオ番組で育った人間にとって、1週間の大きなお楽しみのひとつが『Saturday Club』だった。ぼくら好みの音楽をかけてくれるすばらしい番組で、ほんとうにあこがれていた」
 1962年3月から1965年6月までのあいだに、イギリスのBBCはのべ275曲にもおよぶビートルズのパフォーマンスをオンエアしている。1963年だけでも、グループは39のラジオ番組で演奏を披露した。リンゴ・スターは1994年にこう語っている。「ついつい忘れてしまいがちだけど、ぼくらは現役のバンドだった。肝心なのはあのモノラル・サウンドだ。たいていはオーヴァーダビングなんていっさいなし。カウントがはじまると、もうやり直しはきかなかった。聴いてると、ほんとにワクワクする」BBCでもっとも忙しかった1日、1963年7月16日に、ビートルズは「Pop Go The Beatles」シリーズ用の曲を、7時間足らずのうちに、3回分、全部で18曲レコーディングした。
 グループはBBCのセッションで88の異なる曲を演奏し、その中には何度も録音された曲もあれば、一度しか演奏されなかった曲もあった。当時のイギリスでは、昼間のラジオ放送をすべてBBCの持つ3つの全国放送局がまかなっていた。たまにでもレコードがかかるのは、ライト・プログラムのネットワークだけ。放送される音楽は、大半が実際に演奏されていた。おのずとビートルズも、自分たちのリリースをプロモーションしようと思ったら、BBCで実際にプレイする以外になかった。「全部が即席だった」とジョージ・ハリスンはふり返っている。「でもぼくらはその前にまず、おんぼろのヴァンでM1道路を200マイル南下し、ロンドンに入るとBBCを探しまわり、セッティングをすませてから、ようやく番組にとりかかっていた。で、それが終わったらまた、夜のライヴがあるニューキャッスルにもどったりしてたんだ!」
《オン・エア》にはほかに、ビートルズのカタログから、5曲のナンバー1や〈アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア〉〈ツイスト・アンド・シャウト〉〈ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット〉〈ボーイズ〉〈プリーズ・ミスター・ポストマン〉〈マネー〉〈アンド・アイ・ラヴ・ハー〉〈恋におちたら〉といった人気曲を含む、広く愛されている名曲のBBCヴァージョンが30曲フィーチャーされている。
 評論家筋からも高い評価を得た前作と同様、《オン・エア - ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2 》にも、DJのブライアン・マシューとアラン・フリーマン、そして「Pop Goes The Beatles」の司会を務めるリー・ピーターズ、ロドニー・バークと話すビートルズの音声が収録されている。はじめて放送されたとき、ポップ・ファンは、どちらかというとお堅いBBCでかくもウィットに富む型破りなやりとりが聞けたことに驚嘆したが、その抜粋は、今聴いても大いに楽しめるものだ。加えてこの《オン・エア》では、「Pop Profile」シリーズ用に、1965年11月と1966年5月に録音された本音満載のインタヴューが初公開されている。
 11月11日(北米では11月12日)に再発される《ライヴ・アット・ザ・BBC》の第1弾も、新たにリマスターされたおかげで、音質も外見もこれまで以上に向上した。このBBCセッション集には、ヒット曲の別ヴァージョンのほかに、ビートルズがラジオで演奏し、だが60年代にはレコード化しなかったお宝が30曲収録されている。なんとも魅力的な曲目は、あまり知られていないレノン=マッカートニーのオリジナル〈アイル・ビー・オン・マイ・ウェイ〉の珍しいパフォーマンスから、ロックンロールのクラシック、そして当時としては最新のリズム&ブルース・ナンバーまで多岐におよぶ。初リリース時、《ライヴ!!アット・ザ・BBC》は「ローリングストーン」誌に「独自の声とヴィジョンを形成しつつあったバンドの爽快なポートレイト」と絶賛され、グラミー賞の最優秀歴史的アルバム部門にノミネートされた。
 1994年の《ライヴ・アット・ザ・BBC》はジョージ・マーティンによってまとめられ、《オン・エア - ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2 》はプロデューサーのケヴィン・ハウレットとマイク・ヒートリーによってリサーチ、編纂された。どちらのアルバムもエンジニアのガイ・マッセイとアレックス・ウォートンが、細心の注意を払いながら、アビイ・ロード・スタジオでマスタリングした。またどちらのブックレットにも、ビートルズのBBCラジオ・セッションの歴史を追ったケヴィン・ハウレットのエッセイと、全曲の詳細な解説が掲載されている。 

http://www.emimusic.jp/beatles/news/?p=1#14273
●『オン・エア〜ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2』
2013年11月11日(月) 世界同時発売

★公式未発表曲(カヴァー曲)2曲
 DISC1-11 I'm Talking About You – cover
 DISC1-26  Beautiful Dreamer – cover
★公式未発表音源37曲(うち2曲は上記未発表曲)
★メンバーの会話23トラック(トラックリスト内※印)
★既発表音源はわずか3曲
 DISC1-3 Boys / DISC2--23 I'll Follow The Sun
 上記2曲は95年にリリースされすぐに廃盤となったEP『ベイビー・イッツ・ユー』に収録されたことがある。
 DISC1-18 Lend Me Your Comb
 95年発売の『アンソロジー1』に収録。

TYCP-60034/5 3,780円(税込)

☆LPも同時発売!☆
TYJP-60001/4 予定価格:9,450円(税込)輸入国内盤
日本語解説 歌詞・対訳

ビートルズがライヴ・バンドとしてもっとも輝いていた60年代前半に英国BBCラジオで演奏した貴重な音源をCD化! ロック史上屈指のエネルギッシュでパワーみなぎるパフォーマンスはビートルズのライヴ・バンドとしての類まれなる実力を証明してくれます。また、番組司会者とのユニークで時にいたずらっぽいやりとりは、彼等が旧来の型にとらわれない自由な発想で音楽、さらには社会までも変えてしまう存在となったことを再認識させてくれます。若いエネルギーが放つまぶしいほどの輝きに満ちたまるで宝石のような瑞々しい音源が、半世紀の時を経てさらに輝きを増し登場します!

★収録曲

DISC1

p> 1. And Here We Are Again (Speech) / アンド・ヒア・ウィ・アー・アゲイン ※
2. WORDS OF LOVE / ワーズ・オブ・ラヴ
3. How About It, Gorgeous? (Speech) / ハウ・アバウト・イット、ゴージャス? ※
4. DO YOU WANT TO KNOW A SECRET / ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット
5. LUCILLE / ルシール
6. Hey, Paul… (Speech) / ヘイ、ポール… ※
7. ANNA (GO TO HIM) / アンナ
8. Hello! (Speech) / ハロー! ※
9. PLEASE PLEASE ME / プリーズ・プリーズ・ミー
10. MISERY / ミズリー
11. I'M TALKING ABOUT YOU / アイム・トーキング・アバウト・ユー ☆公式未発表曲(カヴァー曲)
12. A Real Treat (Speech) / ア・リアル・トリート ※
13. BOYS / ボーイズ
14. Absolutely Fab (Speech) / アブソリュートリー・ファブ ※
15. CHAINS / チェインズ
16. ASK ME WHY / アスク・ミー・ホワイ
17. TILL THERE WAS YOU / ティル・ゼア・ウォズ・ユー
18. LEND ME YOUR COMB / レンド・ミー・ユア・コーム
19. Lower 5E (Speech) / ロワー・5E ※
20. THE HIPPY HIPPY SHAKE / ザ・ヒッピー・ヒッピー・シェイク
21. ROLL OVER BEETHOVEN / ロール・オーバー・ベートーヴェン
22. THERE'S A PLACE / ゼアズ・ア・プレイス
23. Bumper Bundle (Speech) / バンパー・バンドル ※
24. P.S. I LOVE YOU / P.S.アイ・ラヴ・ユー
25. PLEASE MISTER POSTMAN / プリーズ・ミスター・ポストマン
26. BEAUTIFUL DREAMER / ビューティフル・ドリーマー ☆公式未発表曲(カヴァー曲)
27. DEVIL IN HER HEART / デヴィル・イン・ハー・ハート
28. The 49 Weeks (Speech) / ザ・フォーティーナイン・ウィークス ※
29. SURE TO FALL (IN LOVE WITH YOU) / シュアー・トゥ・フォール
30. Never Mind, Eh? (Speech) / ネヴァー・マインド、エン? ※
31. TWIST AND SHOUT / ツイスト・アンド・シャウト
32. Bye, Bye (speech) / バイ、バイ ※
33. John - Pop Profile (Speech) / ジョン ― ポップ・プロフィール ※
34. George - Pop Profile (Speech) / ジョージ ― ポップ・プロフィール ※


DISC2

1. I SAW HER STANDING THERE / アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア
2. GLAD ALL OVER / グラッド・オール・オーヴァー
3. Lift Lid Again (Speech) / リフト・リッド・アゲイン ※
4. I'LL GET YOU / アイル・ゲット・ユー
5. SHE LOVES YOU / シー・ラヴズ・ユー
6. MEMPHIS, TENNESSEE / メンフィス、テネシー
7. HAPPY BIRTHDAY DEAR SATURDAY CLUB / ハッピー・バースデイ・ディア・サタデイ・クラブ
8. Now Hush, Hush (Speech) / ナウ・ハッシュ、ハッシュ ※
9. FROM ME TO YOU / フロム・ミー・トゥ・ユー
10. MONEY (THAT'S WHAT I WANT) / マネー
11. I WANT TO HOLD YOUR HAND / 抱きしめたい
12. Brian Bathtubes (Speech) / ブライアン・バスチューブス ※
13. THIS BOY / ジス・ボーイ
14. If I Wasn't In America (Speech) / イフ・アイ・ワズント・イン・アメリカ ※
15. I GOT A WOMAN / アイ・ゴット・ア・ウーマン
16. LONG TALL SALLY / ロング・トール・サリー
17. IF I FELL / 恋におちたら
18. A Hard Job Writing Them (Speech) / ア・ハード・ジョブ・ライティング・ゼム ※
19. AND I LOVE HER / アンド・アイ・ラヴ・ハー
20. Oh, Can't We? Yes We Can (Speech) / オー、キャント・ウィ? イエス・ウィ・キャン ※
21. YOU CAN'T DO THAT / ユー・キャント・ドゥ・ザット
22. HONEY DON'T / ハニー・ドント
23. I'LL FOLLOW THE SUN / アイル・フォロー・ザ・サン
24. Green With Black Shutters (Speech) / グリーン・ウィズ・ブラック・シャッターズ ※
25. KANSAS CITY/HEY-HEY-HEY-HEY! / カンサス・シティ/ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ!
26. That's What We're Here For (Speech) / ザッツ・ホワット・ウィアー・ヒア・フォー ※
27. I FEEL FINE (STUDIO OUTTAKE) / アイ・フィール・ファイン(スタジオ・アウトテイク)
28. Paul - Pop Profile (Speech) / ポール ― ポップ・プロフィール ※
29. Ringo - Pop Profile (Speech) / リンゴ ― ポップ・プロフィール ※

※:メンバーの会話23トラック

公式未発表曲
DISC1-11 アイム・トーキング・アバウト・ユー:チャック・ベリーのカヴァー。公式発表は初めて。
DISC1-26 ビューティフル・ドリーマー:19世紀半ばにアメリカの作曲家スティーヴン・フォスターが書いた曲。ビング・クロスビーやアル・ジョルソンがレコーディングしたおかげでスタンダードの座を守り続けた。