『ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン』や
フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)の最初の2枚のアルバムなどをプロデュースしたことで知られる、プロデューサー/エンジニアの
マイク・ヴァーノン(Mike Vernon)が死去。ヴァーノンの家族が発表。81歳でした。
以下、マイク・ヴァーノンの家族の声明より
「深い悲しみとともに、マイク・ヴァーノンの訃報をお知らせいたします。
世界にとって彼は、ブルースをこよなく愛する情熱的な擁護者であり、数々の素晴らしい音楽を世に送り出した伝説的なレコード・プロデューサーでした。しかし私たちにとっては、父であり、兄弟であり、叔父であり、祖父であり、そしてパートナーでもありました。私たちの確かな導き手であり、語り部であり、そして何よりも最大の支援者でした。言葉では言い尽くせないほど寂しく思いますが、彼の音楽も、精神も、愛も、これからもずっと私たちと共にあります」
マイク・ヴァーノンは1944年11月、ミドルセックス州ハロー生まれ。10代の頃にデッカ・レコードで働き始め、1966年には
ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ(John Mayall&the Bluesbreakers)の影響力あるアルバム『Blues Breakers with Eric Clapton』をプロデュースした。1967年には
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)のデビューアルバム『David Bowie』をプロデュースした。
また1965年にはニール・スレイヴンと共同でレコードレーベル「ブルー・ホライズン・レコード」を設立。6年間の活動期間中に数多くの楽曲をリリースしたが、ヴァーノンがプロデュースしたフリートウッド・マックの「Albatross」もその一つであった。
ヴァーノンは60年代後半にフリートウッド・マックの最初の2枚のアルバム『Fleetwood Mac』と『Mr. Wonderful』をプロデュースした。フリートウッド・マックのメンバーとは緊密な仕事上の関係を保ち続け、1970年にはクリスティン・マクヴィーの初ロ・アルバム『Christine Perfect』、ピーター・グリーンのマック脱退後初の作品『The End of the Game』をプロデュースした。
またヴァーノンは、オランダのロックバンド、
フォーカス(Focus)もプロデュースし、彼らの代表曲のひとつ「Hocus Pocus」(収録アルバム『Moving Waves』)も手掛けた。
ヴァーノンはこの他、ロベン・フォード、エドウィン・スター、レベル42、チキン・シャックなどのプロデュースを手がけた。
1971年には、ヴァーノンは弟のリチャードと共にオックスフォードシャーにチッピング・ノートン・レコーディング・スタジオを開設した。
28年間の運営期間中、同スタジオでは数多くのヒットシングルが録音された。代表例はレディオヘッドの「Creep」、ステイタス・クォーの「In The Army Now」、カジャグーグーの「Too Shy」、フェアーグラウンド・アトラクションの「Perfect」、ザ・プロクレイマーズ「I'm Gonna Be (500 Miles)」など。
ヴァーノンは音楽への貢献が認められ、2020年にMBE(大英帝国勲章5等勲爵士)を受章した。