メタリカ(Metallica)『Master of Puppets』に収録されているインストゥルメンタル曲「Orion」は主に、当時のベーシスト、
クリフ・バートン(Cliff Burton)によって作曲されたと言われています。現ベーシストの
ロバート・トゥルヒーヨ(Robert Trujillo)は、バートンの64回目の誕生日(2月10日)にあわせ、ポッドキャスト『The Metallica Report』の新しいインタビューの中で、この曲について語っています。
インタビューのある時点で、話題は「Orion」のベース・ソロへと移りました。トゥルヒーヨは、そのソロはもともとクリフ・バートンのベース・ソロではなく、
カーク・ハメット(Kirk Hammett)のギター・ソロになるはずだったと明かしています。
「もともと、あそこはカークがソロを弾くはずだったんだよ。でも、彼がスタジオを離れ、翌日に戻ってきた時には、クリフがもうトラックを録ってしまっていた。クリフがソロを弾いてしまったから、カークのソロはなくなってしまったんだ」
トゥルヒーヨに、このベース・ソロのいきさつを説明したのはハメット本人だという。結果的に、それがうまくいきました。
「カークにソロが足りないってわけじゃない。クリフが彼のソロを持っていったんだ。本当にクールだと思うよ」
「Orion」がメタリカのセットリストに入ると、ひときわ特別な存在感を放つのは、この曲にはファンとバンドだけでなく、バンド・メンバー同士をも結びつける力があるからだとトゥルヒーヨは語っています。
「この曲は、自然と俺らをひとつにしてくれる。それは曲が持っている感情や個性が関係しているんだ。とても強い引力があって、メンバー同士が一体となるだけでなく、ファンとも一体にならなければならないと感じさせる。
それはクリフの魂なのかって? もちろんそうだよ。おそらくこの曲こそが、クリフの魂に最も近い存在なんだ。だからこそ、みんなでひとつにならなきゃいけないんだ」