日本の村瀬心椛選手が金メダルを獲得した、ミラノ・コルティナ冬季五輪のスノーボード女子ビッグエア。惜しくも4位に終わった英国代表のミア・ブルックス選手はヘヴィメタル好きとして知られており、決勝でジャンプの準備をしている時に、緊張を鎮め集中力を高めるために聴いていたのは
パンテラ(Pantera)だったと明かしています。
ブルックス選手は決勝の前、Olympics.comのインタビューの中で、集中力を保てたのはヘヴィメタルのおかげだと話していました。
「周囲の雑音を遮断しようと、音楽を聴いているんです。主にメタリカやパンテラ、ジューダス・プリーストみたいなヘヴィメタルを聴いています」
決勝の3回目の試技の前、ブルックス選手の順位は4位で、表彰台に立つには傑出したパフォーマンスが必要だったため、彼女はバックサイド1620(背中側に4回転半回る技)に挑戦することを選択しました。これは女子スノーボード史上、成功例がたった1度(村瀬心椛選手)しかない技でした。
英ガーディアン紙によると、五輪での最大のジャンプを前に、ブルックス選手の耳に届いたのはたった一つのバンドだけでした。パンテラでした。
ブルックス選手は3回目の試技を行い、ジャンプを成功させ、かかとでしっかりと着地したように見えましたが、勢いでオーバースピンしてしまい、結局、メダル獲得のチャンスを逃しました。
ブルックス選手は同紙にこう語っています。
「私にできる“技”ってわけじゃないのよ。エアバッグの上でしかやったことがなくて、最後にやったのは5カ月前。だから、雪の上でやったのは初めて。でも、時には歯を食いしばって、やり遂げなければならないこともある。
成功したと思ったし、実際できてた。ちゃんと足で着地できたんだけど、ちょっと勢いをつけすぎてしまって。音楽を大音量で聴いていて、回しすぎたのよ。でもね、すごく興奮してるわ。
(試技の前)パンテラをたくさん聴いた。挑戦したけど、正直に言うと、これをやって病院のベッドに寝かされることにならなかったのは幸いよ。冗談はさておき、本当にヤバい技なのよ。リスクは高い。成功させれば女性では2人目になるのはわかっていた。それくらいリスクは高い。だから、うん、かなり怖かったわよ」
■NHK ONE 女子ビッグエア・決勝(見逃し配信)
https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-WLZ79LP4Y8/ep/4MVPLZY346