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ザ・キンクスのデイヴ・デイヴィス、リトル・リチャード/チャーリー・バード/エディ・コクラン/マウンテン/セックス・ピストルズについて語る

2026/02/04 19:37掲載
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Dave Davies
Dave Davies
ザ・キンクス(The Kinks)デイヴ・デイヴィス(Dave Davies)は英Uncutの新しいインタビューの中で、自身のお気に入りのアルバムを挙げる中で、リトル・リチャード(Little Richard)チャーリー・バード(Charlie Byrd)エディ・コクラン(Eddie Cochran)マウンテン(Mountain)セックス・ピストルズ(Sex Pistols)について語っています。

■LITTLE RICHARD『Here’s Little Richard』

「リトル・リチャードを初めて聴いたとき、息をのんだ。彼はいつだって僕の音楽の中心にいた。騒々しくて音が大きくて、聴く者をハッと目覚めさせ、ロックしたい!という気持ちにさせる存在だった。彼の影響とユーモアにはずっと感謝している。彼の音楽はセンセーショナルで唯一無二、二度と現れないものだ。“Long Tall Sally”はとても刺激的で、だかららこそザ・キンクスでカヴァーしたら楽しいだろうと思った。僕らのヴァージョンは、より荒々しくて楽しい仕上がりになっていて、十分に聴き応えがあると思う。一度だけエレベーターでリトル・リチャードに会ったことがあって、彼は本当に面白い人だと思った。キンクスが彼の曲をカヴァーしたことについては何も言わなかった。彼はかなり自己中心的なところがあったけれど、彼のそういうところも好きだった。実に個性的な人物だった」

■CHARLIE BYRD『Blues Sonata』

「チャーリー・バードは、偉大なクラシックギターの演奏者の一人だ。彼の素晴らしい音楽はいつも僕にインスピレーションを与えてくれて、僕は昔から大好きだった。彼のアルバムの中では『Blues Sonata』が一番の傑作だと思う。当時聴いていたほかのジャズ作品よりも、ずっと静かでリラックスしていて、より心に響く作品だった。僕は何度もこのアルバムを、慰めやリラクゼーション、そして内省の糧として聴いてきた。聴くとすぐに心が安らぐ状態に導いてくれて、幸せな気分になれる。チャーリー・バードは、僕のギター演奏のあらゆる面に何らかのかたちで影響を与えている。彼の影響がなければ、さまざまなスタイルに挑戦しようとは思わなかったかもしれない」

■EDDIE COCHRAN『The Very Best Of Eddie Cochran』

「彼の音楽には決して飽きることがない。ワイルドで、骨太で、本当に素晴らしい。“Twenty Flight Rock”や“C’mon Everybody”が好きだ――どの曲もクラシックなロックンロールだよ。初めてエディを聴いたとき、彼のヴォーカルとスタイルに完全に心を奪われた。彼のプレイには、僕のプレイスタイルを変えるきっかけとなった要素があったし、彼がグレッチを弾いていたため、初期のギター選びにも影響を与えた。1980年に初のソロ・アルバムのためにRCAと契約したときも、その理由のひとつは、幹部のひとりであるエド・デジョイがエディ・コクランと仕事をしていたからだった。ウェスト・カントリーを車で走るたびに、彼がこの地で亡くなったことを思い出し、若くしてあれほどの才能を失ったことに哀しみと悔しさを感じてしまう」

■MOUNTAIN『Nantucket Sleighride』

「マウンテンには大きな影響を受けた。彼らはヘヴィな音をさらに重厚にし、そのサウンドはとても革新的だった。フェリックス・パパラルディの素晴らしいプロダクションとベース、コーキー・レイングのドラム、スティーヴ・ナイトのキーボード――そのどれもが最高だった。それに、レスリー・ウェストは当時、過小評価されていた偉大なギタリストで、このアルバムでもひときわ存在感を放っている。特に“Nantucket Sleighride”はハードロックとメロディが力強く融合した記念碑的な楽曲だ。マウンテンのライブは一度も観たことがないけれど、2001年にレスリー・ウェストと同じステージに立ったことがある。親しくなる機会はなかったのが残念だけれど、短い交流の中でも彼はとても感じの良い人だった。2020年に彼の訃報を聞いたときは本当に悲しかった。彼はまさに根っからのロックンローラーだった」

■SEX PISTOLS『Never Mind The Bollocks』

「実に素晴らしい、気分を奮い立たせる作品だよね。何年か前にスティーヴ・ジョーンズのラジオ番組に出たとき、彼が“ザ・キンクスは自分のギター・プレイに大きな影響を与えた”と話していたし、ジョニー・ロットンはいつだっておもしろくて、よく笑わせてくれた。セックス・ピストルズが出てきたときも、僕は嫌いじゃなかった。多少は話題先行なところもあったけれど、すごく新鮮に感じた。当時はいろいろとくだらないものが溢れていたから、ああいう新しくて遠慮のないものを聴けてほっとしたんだ。仕組まれたところがあったにせよ、彼らのサウンドは本物でだった。

セックス・ピストルズの代わりに名前を挙げようか迷ったもう一つのバンドがディーヴォだった。ディーヴォは異質でユーモアに富んでいた点が気に入っている。ロックを奮い立たせたんだよ」