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スティーヴ・リリーホワイト、ローリング・ストーンズ『Dirty Work』のレコーディングは「地獄だった」

2026/02/03 18:10掲載
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The Rolling Stones / Dirty Work
The Rolling Stones / Dirty Work
ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)の1986年アルバム『Dirty Work』は、ミック・ジャガー(Mick Jagger)キース・リチャーズ(Keith Richards)の関係が険悪な時期に制作されたアルバムでした。プロデューサーのスティーヴ・リリーホワイト(Steve Lillywhite)はポッドキャスト『Word in Your Ear』の最近のインタビューの中で、この仕事について振り返り、「地獄だった」と語っています。

「キースとミックが全く口をきかない時期に一緒に仕事をしたんだ。レコーディング期間全体で、2人が会話したのはおそらく1時間くらいだった。

地獄だったよ。(2人は)同じ部屋にすらいなかったんだ」

この居心地の悪い状況の中で、リリーホワイトは仲裁者であり通訳でもあるという厄介な役回りを担うことになりました。こう続けています。

「片方が僕のところに来て“ああだこうだ”と言う。それで僕がそれ(伝言)をもう一方に伝えに行くと、今度は“彼にこう言ってくれ、ああだこうだ”ってなるんだよ。僕は(アメリカの外交官)ヘンリー・キッシンジャーだったと言えるね」

リリーホワイトは、ローリング・ストーンズとの仕事は大変だったと認めつつも、非常に学ぶことが多かったとも語っています。特に、バンドの外の人間がスタジオを訪れることの重要性を学んだという。

「これはローリング・ストーンズから学んだことなんだけど、スタジオに人が来るのを止めてはいけないということ。常にオープンドアのポリシーを保つことが大切なんだ。

誰かがスタジオに入ってきて、曲を聴いてくれると、僕はその人の耳を通して音を聴いているような感覚になるんだ。無意識のうちに“何かしっくりこない”と感じているけれど、まだはっきり自覚できていないことがある。でも、誰かがそこにいてラフミックスを聴いているとき、はっと気づくんだよ。“これだ、ここを変えなきゃいけないんだ”ってね」