ロバート・パーマー(Robert Palmer)、
デュラン・デュラン(Duran Duran)の
アンディ・テイラー(Andy Taylor)と
ジョン・テイラー(John Taylor)、
シック(Chic)の
トニー・トンプソン(Tony Thompson)が結成したスーパーグループ、
パワー・ステーション(The Power Station)。デビューアルバム『The Power Station』の発売40周年を記念した40thアニヴァーサリー・エディションのリリースにあわせ、ジョン・テイラーは米SPINの新しいインタビューの中で、バンドのフロントマン、ロバート・パーマーについて振り返っています。
「彼にハマったのは(1978年の)『Double Fun』の頃だね。バーミンガム・オデオンで彼のライヴを観に行った。ブライアン・フェリーやクイーンほど、すぐに惹かれたわけじゃなかったけど、彼には何か特別なものを感じていた。あの“ブルーアイド・ソウル”的な感じも含めてね。数年後に実際に会った頃には、彼はスタイルと実力を兼ね備えた、最も興味深い職人タイプのアーティストの一人になっていた。僕らはすぐに意気投合したよ。当時の僕はけっこう魅力的だったし(笑)、何か一緒にやろうって話になるのはごく自然な流れだったんだ。
パワー・ステーションは、あるアイデアから発展していったんだ。最初はバンドにするつもりはなかった。いろんなタイプのシンガーのためにサウンドを提供するサービスをやろうとしていた。でも、そこにロバートがふらっと現れて、いかにも彼らしい鋭い歌詞を書いてきた。あれほどユーモラスで、刺激的で、セクシーな歌詞を書けて、しかも、それをあんな勢いとパワーで歌えるアーティストはそう多くない。ほんの一握りだろうね。彼は“Go To Zero”という曲を持ち込み、そのあとに“Harvest For The World”も持ってきた。気がついたら、もうアルバムができていたんだよ。彼の音楽には本当に心を動かされたし、当時のアンディと僕は、“よし、もっとオーガニックなことをやろう。有機的で、即興的なものを”と意気込んでいたんだ。
彼は一緒にいて楽なタイプだった。全然重苦しいタイプじゃないけど、音楽に対してはすごく真剣だった。ユーモアもあって、人生を肩の力を抜いて生きている感じだったし、彼がキレるところなんて一度も見たことがなかったよ」