Devo / Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!
ディーヴォ(Devo) のメジャーデビュー・アルバム『Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!』(1978年)は
ブライアン・イーノ(Brian Eno) がプロデュースしました。ディーヴォの
マーク・マザーズボウ(Mark Mothersbaugh) は、ポッドキャスト『The Bob Lefsetz Podcast』の最近のインタビューの中で、イーノと仕事をした当時を振り返っています。
「彼は僕たちに対して準備不足だったと思うし、僕たちも彼に対して、ある意味、準備不足だったと思う。
(イーノは)僕らが受け取った以上の大きな美的貢献を求めていた。
(アルバムの)ミックスをしていたとき、彼は曲の中に他の要素を入れようとしていた。たとえばシンセのパートとかね。いくつかは実際に使ったのもあった。“Uncontrollable Urge”では、デヴィッド(ボウイ)とブライアンのバックボーカルを使っているし、“Jocko Homo”にはサルの鳴き声みたいなものを入れたりもした」
マザーズボウはアルバムにイーノの影響が過剰に反映されるのを防いだことで、イーノから少なからぬ冷たい視線を浴びることとなったと振り返っています。
「例えばね、24トラックから2トラックのステレオ・マスターに落とす作業で、みんなは正面のスピーカーをじっと見つめているんだけど、僕はブライアンの隣に立っていて、さっと手を伸ばして“ブライアン・ギター”とか“デヴィッド・ヴォーカル”とか書いてあるトラックを下げたんだよ。ずっと正面を向いたままでね。で、視界の端っこで(イーノの)頭がパッとこちらを向くのが見えた。でも彼は何も言わなかった。僕に文句を言ってくることもなかった。だから、それが逆に不思議だったんだ」
バンドとイーノの創作上の関係がほころび始めると、ボウイが呼ばれていくつかのトラックのリミックスを担当して、アルバムは完成しました。
マザーズボウは同じインタビューの中で、彼はもともと、イーノのファンで、特にロキシー・ミュージックの影響を強く受けていたとも語っています。
「ロキシーの最初のアルバムを聴いたときのことを覚えているよ。その時点で僕はシンセサイザーをいじり始めて1年ほど経っていた。それで(ロキシーの)“Editions of You”っていう捨て曲みたいな曲にたどり着いたんだけど、それはまるでナイトクラブで演奏してるバンドみたいに、メンバー全員にソロを回しているような曲だった。
突然シンセが鳴り始めて、彼がシンセサイザーを弾き出した。あれはまさに“これだ”と確信した瞬間だった。この人が誰であれ、誰も聴いたことのないユニークなシンセの音を作る術を知っている人だ、とね。この曲でイーノ、ブライアン・イーノのソロを聴いたんだけど、あれは本当にすごくて、僕の世界観を完全にひっくり返した。音をどう捉え、どう実験していくべきか、その方向性を見つける大きなきっかけになったんだよ」
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