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ブライアン・メイ クイーンとファンの関係を変えたヒット曲「We Are the Champions」について回想

2026/01/13 11:46掲載
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Queen / News Of The World
Queen / News Of The World
クイーン(Queen)ブライアン・メイ(Brian May)は米Guitar Player誌のインタビューの中で、クイーンとファンの関係を変えたヒット曲「We Are the Champions」について振り返っています。

「(タイトルの“We Are the Champions”について)最初に受けた印象は、とてもうぬぼれたものだってこと。みんなでフレディを見て“本当に?”って言ったんだ。でも彼には明確なビジョンがあった。あの曲は、一体感や力強さ、楽観を求めたい観客に向けたものだった。彼は、人々が一緒に歌うだろうと確信していたんだ。

(アルバム『News Of The World』は)観客の参加を意識した最初のアルバムだった。それまではどこか及び腰だった。当時は観客が一緒に歌うなんてことはなかったため、それを想定することはなかった。観客もライヴの一部なんだと気づいたのは、僕らにとって大きな転換点で、それを積極的に後押ししようと決めたんだ」

きっかけとなったのは、1977年に英スタッフォードのビングリーホールで行われたクイーンの公演で、観客がすべての曲を大声で熱狂的に歌ったことに遡ります。メイによると、観客の変化は、アメリカよりも英国やヨーロッパのほうで顕著だったという。

「この現象は、アメリカよりずっと前にヨーロッパで始まった。正直に言うと、僕は昔は観客に歌ってほしくなかった。僕らがやっていることの繊細なニュアンスを聴いてほしかったからね。フレディのヴォーカルの邪魔をしているようで、ちょっとイライラすることもあった。今振り返ると笑える話だけどね。

(レコーディングは)通常、(フレディは)ロジャーとジョンと一緒にピアノパートをライヴで録って、3、4テイクやって十分な出来になったら、それを使っていた。“(We Are the)Champions”も、ほぼその流れだった」

この作業方法により、メイは他のメンバーがパートを録音している間に自身のギターパートを考える余裕が生まれたという。自身のパートを最初に完成させてから約2週間後、彼は新たなギタートラックを2本追加しました。

「ミックス当日に車で聴いた時、自分のギターが十分じゃないと思った。もう一回やらせてくれと頼み、2番のヴァースで入るあのステレオの小さなフレーズを考えた。2本のギターの間で鳴る鐘のような響きが本当に気に入っている。そうだから、数週間この曲を聴き込んだ後で、追加作業をしたのは確かだよ」

また、メイはギターのフレーズもいくつか足しました。「特に終盤でフレディのヴォーカルに応えるリードギターをね」と語ったメイ。しかし最終ミックスでそれらを聴いたとき、目立ちすぎていると感じたという。

「僕たちは音楽に秩序を求める性質上、その点には非常に慎重だった。この場合、ギターはフレディのヴォーカルとちょっと張り合っているように感じたんだよ」

しかし、フレディはそれこそが、まさにこの曲に必要な“意志のぶつかり合い”だと感じていたという。メイによると、彼はメイに対して「いや、ここではギターがヴォーカルと闘っているんだ。それでいいんだよ」と言ったと振り返っています。

最後にメイは「あの曲にはソロというものは存在しない。それが必要だと思ったことも一度もない」と語っています。