HOME > ニュース >

ブロンディのデボラ・ハリーとデペッシュ・モードのデイヴ・ガーン、プリテンダーズのクリッシー・ハインドを語る

2025/12/19 21:12掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Chrissie Hynde and Debbie Harry @Chris Stein
Chrissie Hynde and Debbie Harry @Chris Stein
ブロンディ(Blondie)デボラ・ハリー(Deborah Harry / Debbie Harry)デペッシュ・モード(Depeche Mode)デイヴ・ガーン(Dave Gahan)が、プリテンダーズ(The Pretenders)クリッシー・ハインド(Chrissie Hynde)を語る。ハリーとガーンはハインドが10月にリリースしたデュエット・アルバム『Duets Special』に参加しました。このアルバムに合わせた英MOJOのハインド特集の中で、ハリーとガーンがハインドについて語っています。

■ブロンディのデボラ・ハリー

「クリッシーと初めて会ったのは、ずっと昔…1000年前よ! といっても、ほんの少しだけで、ティーパーティーの時に会ったの(※1980年、ハリーがハインド、ヴィヴ・アルバータイン、ポーリーン・ブラック、ポリー・スタイリーンを招いてケンジントンのロイヤル・ガーデン・ホテルで“レディース・ティー・パーティー”を開いた時)。

当時は音楽をやっている女の子はそれほど多くなかった。クリッシーはすごいエネルギーとスタイルを持っていて、それが私の目指していたものだった。私は可憐なデイジーにはなりたくなかった、トゲのあるバラになりたかった。ずっと彼女を尊敬していたし、少しずつ年月を重ねるうちに交流を深めていって、それからオーストラリアを一緒にツアーして友達になったの。私たちは二人とも音楽業界を生き延びてきた。女性だけの問題じゃない、誰にとっても厳しい世界よ。彼女がこの(デュエット)プロジェクトをやると言ったとき、私はすぐに参加すると決めた。ためらいなんて一切なかったわよ」

■デペッシュ・モードのデイヴ・ガーン

「ザ・プリテンダーズはパンクを体現した。僕たちと同じく彼女たちも後発組ではあったけど、彼女たち―まあ言ってしまえば―、実力派バンドだった!あの曲(フレッド・ニールの“Dolphins”)を録音した時、まだクリッシーと面識がなかった。その後、ラウンドハウスでのマーク・ラネガン追悼公演で会えたけど、きっかけを作ったのは(プリテンダーズのギタリスト)ジェイムズ・ウォルボーンだった。彼とは一緒に(2021年のアルバム)『Imposter』に取り組んだことがあって、彼女は彼を通じて連絡をくれたんだ。実は最初のヴォーカル・テイクは自宅のバスルームで録音した。あの場所の響きが好きだったからね。彼女が自分のパートをキッチンで録ったって知って、最高だなって思ったよ。クリッシーの声は本当に唯一無二。彼女が歌う最初の言葉を聴いた瞬間、彼女だとわかる。彼女の歌い方は、とても自然なんだ」