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アイアン・メイデンのエイドリアン・スミス、カーク・ハメットと偶然会ったことで伝説的「グリーニー」レスポールを弾くことができた体験を回想

2025/12/17 19:23掲載
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Adrian Smith
Adrian Smith
元々はフリートウッド・マックのピーター・グリーン(Peter Green)が所有し、その後にゲイリー・ムーア(Gary Moore)が所有し、そして現在はメタリカのカーク・ハメット(Kirk Hammett)が所有している、伝説的な1959年製レスポール・スタンダード、通称「グリーニー」。アイアン・メイデン(Iron Maiden)エイドリアン・スミス(Adrian Smith)はハメットと偶然会ったことでグリーニーを弾くことができた体験をEonmusicの新しいインタビューの中で振り返り、このギターが特別なものであることに疑いの余地はないと語っています。

「ああ、間違いなく特別なギターだよ。魔力は桁外れなんだ。だってピーター・グリーンにゲイリー・ムーア(が弾いたもの)だよ、当然だろう? それに、あのクラシックなミドル・ポジション、逆位相のネックピックアップ。(軽く弾くだけで)あの音が出るんだ!

カークは素晴らしい奴で、本当に良い奴なんだ。カナダのホテルで偶然会ってさ。エレベーターを待ってたんだよ。チェックインしたら、そこにメタリカもいてさ、俺が最初に彼に言ったのは“よう、グリーニー買ったんだってね”。そしたら彼が“そうだよ。持ってるよ。弾いてみる?”って言うから、俺は“もちろん!”って返したよ。

それで彼の部屋に行った。(ロック写真家の)ロス・ハルフィンも一緒にいて、彼は共通の友人なんだけど、カークとも少し面識があってさ。で、座って、彼がギターと小さな練習用アンプを渡してくれた。そりゃあ、もちろん(フリートウッド・マックの曲)“Oh Well”を弾いたよ、当然だろ! そしたら彼が“もう出なきゃ”って言った。彼とロスが写真撮影をすることになっていたんだ。(カークは)“ギター持ってていいよ”って言ってくれたんで、そのまま自分の部屋に持っていって、小型の練習用アンプもあったから、それで午後の間ずっと弾いていたんだ。弾き心地は最高だよ。音程も、感触も、音色も、どれも素晴らしい。最高のギターだ。誰かが実際に使っていて、誰かの空調管理されたギター保管庫の壁に掛けられていないのが嬉しいよ。あるべき姿で、外でちゃんと弾かれているんだ」