HOME > ニュース >

ビートルズ これまで公開されたことのない初期音源がネットに 「Love of the Loved」「Misery」

2025/12/17 12:47掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
Peter Jones - The Beatles - Love Of The Loved / Misery (Demos)
Peter Jones - The Beatles - Love Of The Loved / Misery (Demos)
Best Classic Bandsによると、これまで公開されたことのないビートルズ(The Beatles)の初期音源がネットに投稿されているという。「Love of the Loved」のデモ音源と「Misery」の初録音で、YouTubeチャンネル「Peter Jones」に投稿されています。Best Classic Bandsは「どうやらビートルズのブートレグアルバムの最新作からの音源らしい」と伝えています。

「Love of the Loved」はポール・マッカートニーが主に作曲し、レノン=マッカートニー名義でクレジットされている曲で、シラ・ブラックがジョージ・マーティンのプロデュースで録音し、1963年にデビュー・シングルとしてリリースしました。

ビートルズは1962年のデッカ・レコードのオーディションでこの曲を録音していました。デッカ・オーディション版では、ポールはエルヴィス・プレスリーを彷彿とさせる声で歌っていますが、今回のデモ音源では、ノーマルなヴォーカルで、アコースティックギターがバックに歌っています。Best Classic Bandsは「このデモ音源は1991年にクリスティーズで競売にかけられたが、これまで公開されることはなかった」と伝えています。

「Misery」はレノン=マッカートニー名義の楽曲で、アルバム『Please Please Me』に収録。今回のデモ音源についてBest Classic Bandsは「1963年1月30日~31日に無人のキャヴァーン・クラブで行われたリハーサルで録音されたと言われているもので、ビートルズ研究家マーク・ルイソンがその一部を公開したことはあったが、フル・ヴァージョンが公の場に登場するのは今回が初めて」と伝えています。