エース・フレーリー(Ace Frehley)脱退後に
キッス(KISS)でリードギターを務めたひとり、
ブルース・キューリック(Bruce Kulick)が米Guitar Worldの新しいインタビューの中で、亡くなったフレーリーについて語っています。
「彼は多くの意味で“ロックスターとは何か”を体現していた。簡単に定義できる人じゃなかったんだ。
エースは数多くのギタリストに影響を与えた。だから俺は、彼の演奏の何が彼らの心に響いたのかを学びたかったんだ。
エースの演奏はブルースとペンタトニックのリフをベースにしつつ、もちろん様々な工夫が加えられていた。彼のリフのボキャブラリーには感心したよ。キッスの楽曲と見事に調和していて、どのソロも“曲中のもうひとつの曲”になっていた。俺自身もいつもそのアプローチを目指している。
彼は(ジミ)ヘンドリックスと(ジミー)ペイジが大好きだった。でも、彼の音色、ピックのテクニック、音の選び方はエース独特のものだった。俺にとって、彼を真似るのは簡単じゃなかったよ。
“100,000 Years”の彼のソロやプレイは難しかった。ワイルドなシンコペーションのリフとインターバルジャンプが本当に独特で、まさにエースのアプローチを定義づけるものだった。キッス時代の俺はこの曲をどうしても演奏したかったけど、リフを再現しながら、畏敬の念に駆られて何度も首を振っていたんだ!
彼のピッキング・テクニックは唯一無二だった。指が大きくて広かったし、ピックの持ち方も彼の演奏に特有のものだった。音色というのは、いつも言っているけれど、結局プレイヤーの手の中にある。エースには彼だけの特別な音色があって、それは俺には決して真似できないものだった。
キッスでリード・ギタリストを務める責任は、とてつもなく大きかった。俺が在籍した時代のバンドは、片足を過去にかけつつも、もう片足を未来に踏み出していた。それはつまり、80年代の新しいギター演奏スタイルと競い合うことを意味していた。自分らしさを保ちつつ、派手だけど印象的なソロを生み出すことができたよ。
(エースの死は)音楽界に衝撃が走るだろうと確信していた。“エディ・ヴァン・ヘイレンの死に匹敵する”と思ったよ。彼は多くの人に影響を与え、唯一無二の存在だった。彼のレガシーは計り知れないよ」