ザ・フーのロジャー・ダルトリーにナイト爵位　ウィリアム皇太子が授与

ザ・フー（The Who）のフロントマン、ロジャー・ダルトリー（Roger Daltrey／81歳）は12月10日、英国のウィンザー城で執り行われた叙勲式で、ウィリアム皇太子からナイトの爵位を授与されました。

音楽と慈善事業における功績をたたえてダルトリーにナイトの爵位が贈されることは、6月に発表されたチャールズ国王の公式誕生日を祝した叙勲者リストにて発表されていました。ダルトリーは、ザ・フーやソロでの音楽活動に加え、20年以上にわたって、英国の若年性癌患者のための慈善団体「ティーンエイジ・キャンサー・トラスト」の後援者を務めてきました。





ザ・フーは6月に発表した声明でこう述べていました。

「この度、サー・ロジャー・ダルトリーが国王陛下の誕生日叙勲においてナイトの爵位を授与されたことを大変嬉しく思っております。この栄誉は、彼が半世紀以上にわたって英国の音楽と文化に多大な貢献をしただけでなく、ティーンエイジ・キャンサー・トラストをはじめとする慈善団体のために、彼の不断の募金活動と素晴らしいライヴ・パフォーマンスを通じて数千万ポンドを調達した功績が評価されたものです。

ロジャー卿は、まさにインスピレーションの源であり、彼をはじめとする音楽とクリエイティブ・アートの分野で表彰された受賞者全員が、彼らの素晴らしい芸術性と功績によって私たちの生活を豊かにしてくれたことに敬意を表します。

ロジャー卿は声明で次のように述べています：

“これは私にとって、そして特にティーンエイジ・キャンサー・トラストにとって大変光栄なことです。この栄誉は、私個人だけでなく、ティーンエイジ・キャンサー・トラストを成功に導くために尽力してきた、知られざる英雄たち全員に贈られるものだと理解しています。ザ・フーとそのファンたち、アンジー・ジェンキソン、リンジー・ヒューズ、デス・マーフィー、ロブ・バランティン、そして故クリス・ヨークなど、多くの人々がこの慈善団体を発展させるために多大な貢献をし、現在では英国全土のNHS病院に28の専門ユニットを設置するまでになりました”」