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プライマル・スクリームのボビー・ギレスピー マニ在籍時代の逸話語る 楽曲制作中にジョーイ・ラモーンが突如スタジオに

2025/12/01 10:53掲載
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Bobby Gillespie and Mani
Bobby Gillespie and Mani
プライマル・スクリーム(Primal Scream)ボビー・ギレスピー(Bobby Gillespie)マニ(Mani)在籍時代の逸話をSNSに投稿。楽曲を制作中にラモーンズ(Ramones)ジョーイ・ラモーン(Joey Ramone)が突如スタジオに現れた時を回想。完全にサプライズで、「そのときのマニの顔を見せたかったよ。彼は珍しく何も言えず、彼も他のメンバーも、ジョーイの登場に皆、言葉を失ってしまった」「まるで映画のワンシーンみたいだった」と振り返っています。

以下、投稿より

「“When The Kingdom Comes”はフリークビート・スタイルの曲で、俺たちも楽しんでやっていたし、マニも大好きだった。実際、彼にとって俺たちと一緒にやったお気に入りの曲のひとつで、いつもライヴのセットに入れようと推していた。レコーディングも本当に楽しかった。3人のギタリストが参加している。アンドリュー・イネスが“Can't Explain”スタイルの切り裂くようなリフを弾き、ケヴィン・シールズがフィードバックを、ポール・ウェラーがリッケンバッカーのギターで自己破壊的なソロを弾いた。プロデュースとミックスはブレンダン・リンチが担当した。

この曲をミキシングしている最中、スタジオのドアがノックされて、俺が応対すると、そこに立っていたのは、なんとあの唯一無二のジョーイ・ラモーンだった。中に招き入れてバンドのみんなに紹介した。そのときのマニの顔を見せたかったよ。彼は珍しく何も言えず、彼も他のメンバーも、ジョーイの登場に皆、言葉を失ってしまった。

ジョーイは曲を聴き終えると、あの独特の声で“本物のロックンロールをまだ作ってる奴らがいるなんて最高だね”と言ってくれた。本当の話だよ! バンドを始めるきっかけとなったヒーローの一人に祝福されるなんて、本当に信じられない気分だった。こういう体験こそが、バンドをやっていて一番の醍醐味だと思う。ジョーイが帰った後、マニは天にも昇る心地だったし、俺たち全員がそうだった。まるで映画のワンシーンみたいだった。彼が来るなんて全く予想もしていなかった。完全にサプライズ。クリエイションのオフィスは角を曲がったところにあって、アラン・マッギーがジョーイを俺たちに会わせてくれたんだ。実は彼はスクリームのファンだったんだよ。レコーディングは1998/99年、リリースは2000年夏、クリエイション・レコーズの最後のシングル“Accelerator”のB面だった。いい時代だった!」