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ギターの木目の照合で判明、ザ・フーのジョン・エントウィッスルが所有していたベース・ギターをクイーンのジョン・ディーコンが一時演奏していた

2025/11/25 17:24掲載
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John Deacon played John Entwistle’s Warwick bass 1986
John Deacon played John Entwistle’s Warwick bass 1986
ギターの木目は指紋のようなもので、精密な木目照合により、ザ・フー(The Who)ジョン・エントウィッスル(John Entwistle)が所有していたベース・ギターをクイーン(Queen)ジョン・ディーコン(John Deacon)が一時演奏していたことが判明。この繋がりが判明したことで、オークションの落札予想価格が約4倍に跳ね上がっています。

このベース・ギターは、エントウィッスルのシグネチャーベースで1986年にワーウィック社と共同設計されました。ワイルドなX字型ボディと、ハゲワシのくちばしを模したかなり大きなヘッドストックが特徴です。

この1986年製ワーウィック・バザードは当初1万ポンド(約205万円)で落札されると予想されていましたが、木目のパターンの入念な照合作業によって、その輝かしい過去が明らかになり、その結果、落札予想価格は4万ポンド(約820万円)まで跳ね上がっています。

精密な木目照合により、このベースがクイーンのジョン・ディーコンが1986年のシングル「Friends Will Be Friends」のビデオや、同年のモントルー・ポップ・フェスティバルでのパフォーマンスで使用した楽器であることが確認されました。

このベースはディーコンに貸し出されたと考えられており、その後、2002年にエントウィッスルが亡くなるまでに彼のコレクションに戻ったと考えられています。

オークションハウスのガーディナー・ホールゲイトのルーク・ホブズはこう話しています。

「ギターの木目は指紋のようなものです。ベースが塗装されていなかったのは本当に幸いでした。もし塗装されていたら、現在の所有者はクイーンとのつながりを証明できなかったでしょう」

このベースは2003年にサザビーズで3,500ポンドで落札されましたが、当時はこの二つのバンドの関連性は認識されていませんでした。





■クイーンのジョン・ディーコンがこのベースを演奏している映像





■このベース・ギターの特集映像



■オークション・ページ
https://auctions.gardinerhoulgate.co.uk/catalogue/lot/~