デヴィッド・ボウイ(David Bowie)の生涯を182人もの関係者のインタビューで綴る。ボウイ評伝の日本語版『デヴィッド・ボウイ、その人生』が亜紀書房から12月25日発売。182人の関係者が語る、その人だけのボウイ。その回想は少しずつ食い違うが、そのどれもがボウイである。
■『デヴィッド・ボウイ、その人生』
ディラン・ジョーンズ (著), 菅野 楽章 (著), 安達 眞弓 (著)
<内容>
アートロックのスーパスター。
社会不適合者の守護聖人にしてジェンダーの超越者。
半世紀にわたるカルチャーアイコン、
はたまた稀代の剽窃者?
──デヴィッド・ボウイとは?
ジギーから《★》まで、深化し続けたアーティストの生涯を182人もの関係者のインタビューで綴る、オーラル・バイオグラフィーの決定版。
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2016年1月10日、ボウイの死の報は世界を駆け巡り、SNSは追悼の言葉で溢れかえった。
長きにわたってカルチャーアイコンとして君臨した彼は、音楽だけにとどまらず、多くの面で人々に影響を与え続けた。
70年代にカルト的人気を博しても、そこに安住せず、常に新しい音楽とパフォーマンスを探し続けた。
身につけたペルソナを脱ぎ捨てるたびに、時にファンは裏切られたと思い、ボウイ自身も、仕事仲間を冷徹に入れ替えた。
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182人もの関係者が語る、その人だけのボウイ。
その回想は少しずつ食い違うが、そのどれもがボウイである。
《182人のインタビューでたどるボウイの長い挑戦と鍛錬の旅。ボウイ評伝の決定版!》
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【目次】
はじめに
謝辞
序
1.線路の脇で噓にまみれて暮らす
2.カウントダウン開始、エンジン点火
3.そこで僕は自分と向き合った
4.ウィアードやギリーと、いい感じにジャムった
5.喊声とシャンパン
6.まったく僕の人生はおかしなものだ
7.街はずれの裏手に座り
8.赤い靴を履いてブルーズを踊ろう
9.誰がその時を教えてくれるんだ?
10.僕には差し出せるものはろくにない
11.最近はよくわからない
12.君がいるかぎり
13.その扉の前には君がいるから
ボウイ 年表
人物一覧
監訳者 あとがき
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【著】ディラン・ジョーンズ(Dylan Jones)
イギリスのジャーナリスト・作家。1999年から2021年まで英国版GQ誌の編集長、2023年から2024年まではイブニング・スタンダード紙の編集長を務める。「Magazine Editor of the Year」を11回受賞するなど、受賞歴も多数。2013年には大英帝国勲章(OBE)を授与された。著書にCameron on Cameron(2008年)、When Ziggy Played Guitar(2012年)、Loaded(2023年)などがある。
【監訳】菅野 楽章(かんの・ともあき)
訳書にブレット・イーストン・エリス『帝国のベッドルーム』(河出書房新社)、ダミアン・ラッド『世界でいちばん虚無な場所』(柏書房)、ジョン・オコーネル『Bowie's Books』、リディア・パイン『ホンモノの偽物』、ピーター・ロス・レンジ『1924』、ジョン・クラカワー『ミズーラ』(以上、亜紀書房)など多数。
【訳】安達 眞弓(あだち・まゆみ)
ディーン・ジョーブ『ヴィクトリア朝の毒殺魔』(亜紀書房)、ジェーン・ウォード『異性愛という悲劇』(太田出版)、ジェフ・シャーレット『この、あざやかな闇』、パイパー・カーマン『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』(共訳)(以上、駒草出版)、タン・フランス『僕は僕のままで』、ジョナサン・ヴァン・ネス『どんなわたしも愛してる』(以上、集英社)など多数。