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バッド・カンパニーのサイモン・カーク、ブライアン・ハウ期に「本当に後悔している。バンドの評判を少し傷つけた」と語る

2025/11/21 21:11掲載
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Bad Company Brian Howe era - 1987. (Michael Uhll, Getty Images)
Bad Company Brian Howe era - 1987. (Michael Uhll, Getty Images)
バッド・カンパニー(Bad Company)はポール・ロジャースが1982年に脱退した後、シンガーのブライアン・ハウ(Brian Howe)を迎えて活動を続けました。ドラマーのサイモン・カーク(Simon Kirke)はビリー・コーガンのポッドキャスト『The Magnificent Others』の新しいインタビューの中で、ハウ期について「本当に後悔している」と語り、今にして思えば、彼はバンドに合わなかったと指摘し、「バンドの評判を少し傷つけた」と振り返っています。

「俺は半ば強引にやらされたんだ。当時はドラッグも酒もかなりやってたけど、とにかくツアーがしたかった。(バッド・カンパニーの)名を世に残したいと思っていたんだ。で、実際に続けた。ブライアンと一緒にアルバムを何百万枚も売ったけど、(この時期の活動が)バンドの評判を少し傷つけたと思う」

カークによると、ハウは「熱心で仕事に意欲的」でしたが、今にして思えば、彼はバンドに合わなかったようだと指摘しています。

「バンド全体の方向性がブルースから離れ、よりヘヴィメタル寄りになってしまった……あの時期は本当に後悔している。正直に言うと、俺もミック(ラルフス)も、いわば衝動的に決めて、彼を迎え入れてしまったんだ。

B.B.キングはかつてこう言っていた。“一緒にやっていくには、その相手のことを好きにならなければならない”。

(しかし、ハウの性格がバッド・カンパニーの他のメンバーとうまく合わなかったという)

ジグソーパズルのそのピース、つまりブライアン・ハウが、ほかの3人のメンバーとうまく合えばいいなと思っていた。でも、最初からそうじゃなかったし、年月が経つにつれて、どんどん悪くなっていった。

(特にバッド・カンパニーの公演で、ハウが政治色の強いスピーチをするようになってからはなおさらだったという)

ある夜、ハウに怒鳴った。“このバンドを政治の場として使うんじゃない!”と。まあ、彼は少々首筋が赤いタイプと言おうか。そして事態はどんどん悪化していったんだ。

(ハウは1992年にバッド・カンパニーを脱退した)

我々が去るよう求めたんだ。彼は自ら去ったと言うだろうが、こちらから出ていってほしいと頼んだ。彼の心は正しい場所にあったと分かっているだけに、残念なことだけどね。

(もしやり直せるならラインナップの変更に別の方法で対処すると名言し)

もう二度とあんなことはしないよ」