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キッスが「ディープ・カット」を演奏しない理由は? ポール・スタンレーが語る

2025/11/17 11:57掲載
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Paul Stanley
Paul Stanley
キッス(KISS)が「ディープ・カット(一般的にはあまり知られていないが、熱心なファンにはよく知られている曲)」を演奏しない理由は? ポール・スタンレー(Paul Stanley)は、キッスのイベント『Kiss Kruise: Land-Locked in Vegas』の一環として行われたQ&Aセッションで、こう語っています。

「ディープ・カットについて少し話そう。ディープ・カットってのは、ごく一部の人にしか刺さらないんだ……昔、超大物バンドのライヴに行ったことがあってね。その公演は“全曲ディープ・カット”を売りにしてた。人生で見た中で一番クソ退屈なライヴだったよ。正直に言うと、“ディープカット”と呼ばれるのは人気がないからだし、出来もそれほど良くない。じゃあ“Detroit Rock City”を外す?“Love Gun”を外す?あまり知られていない曲をやるために“God Of Thunder”を外すのか?(同イベント内で行われるキッスの公演のセットリストは)がっかりはさせないと思うよ。もしディープ・カットを期待しているなら、また今度な」

スタンレーは、亡くなったエース・フレーリー(Ace Frehley)についても語っています。

「秘密でもなんでもない、俺たちはエースとも、ピーター(クリス)とも、多くの意見の相違があった。でも、それが家族ってものだ。キッスという記念碑は、彼らを礎として築かれた。彼らなしでは始められなかった。彼らと一緒には続けられなかったが、それで彼らの貢献が変わるわけじゃない。(エースは)ケネディ・センター(名誉賞)の受賞にすごく興奮していたよ……彼のことは恋しいし、彼が望んだような人生を送れたことを願う。彼は唯一無二で、ワイルドだった。彼は、もし明日自分の人生が終わっても後悔はない、望んだ生き方をしてきたからだって言っていた。それは誰もが望むことだ。人生が終わる時、できれば自分の望んだ人生を生きてこられたと言いたい。みんなにもそれを願っている。ただ、どうか早く逝かないでくれよ」

スタンレーは、今後の新曲リリースについて、こう話しています。

「俺から聞いたとは言わないでほしいけど、そうだな、(制作中の) 新しいものがいくつかあるよ。かなり興奮して驚いてくれると思う」