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ロバート・プラント、ウェールズの神秘性と『指輪物語』著者J・R・R・トールキンの魔法が自身のソングライティングに与えた影響を語る

2025/11/06 13:48掲載
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Robert Plant
Robert Plant
レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)ロバート・プラント(Robert Plant)は米TV番組『The Late Show with Stephen Colbert』の新しいインタビューの中で、ウェールズの歴史と神秘性、そして『指輪物語』の著者J・R・R・トールキンの魔法が長年にわたり自身のソングライティングに影響を与えてきたことを明かしています。

プラントは、「Ramble On」(歌詞に『指輪物語』からの影響)や、「Misty Mountain Hop」(曲名は『ホビットの冒険』に登場する霧降り山脈/the Misty Mountainから)などツェッペリンのいくつかの楽曲でトールキンの作品を引用しています。

プラントは、トールキンの本が好きなのは両親の影響だったと語り、その後、司会のスティーヴン・コルベアとトールキンの著作についてオタク話に花を咲かせます。

プラントはコルベアからの質問を答える形で、レッド・ツェッペリン楽曲の歌詞で『指輪物語』や『ホビットの冒険』を引用していることにバンドメンバーたちは全く気づいていなかったことを認めています。

さらにプラントは、トールキンが幼少期の多感な時期をイングランドのウェスト・ミッドランズ地方で過ごしたこと、そしてウェールズ文化への愛着が、自分の成長期に強く共鳴したとも話しています。

プラントも若い頃の多くをウェスト・ミッドランズで過ごしました。その後はウェールズに住んだ時期もあり、現在はウェールズから数マイルの場所に暮らしています。

トールキンは、架空のエルフ語の一部をウェールズ語の構造に基づいて構築しており、またウェールズの風景や、その歴史の神話的側面も彼に大きな影響を与えています。

プラントはこう話しています。

「トールキンの視点が、僕の住んでいる場所のすぐ近くだったから、心に響いたんだ。両親が知らず知らずのうちに連れて行ってくれた場所にとても近かった。あの風景の中を通り抜けていくと、今も息づく別の文化の起源に辿り着く。高速道路などができる前の古き時代の風景が今に語りかける場所だ。だから非常に情緒を掻き立てられる。トールキンはそれを完璧に捉えていたと思う。

イングランドの西側に追いやられた文化が、イングランド人とは全く無関係に存在し続けているという事実は驚くべきものだよ。ウェールズ人はイギリス人だ。だから、あらゆる伝承や、空間のずれのようなものなど、そういうもが全部の混ざり合って、そこにある。僕の家から15マイルの場所にね。その全てを感じられるんだよ」